2009年9月6日日曜日

かって日本にも、聖戦という名の自爆テロはあった。

    蘇った夏という感じの絶好の天気に、午前中は、洗濯。
    昼から、新宿の全労災ホール、ゼロワンで、『飛行機雲2009 流れる雲よ』
    外苑前粥屋喜々の店主の姪、ももちゃんの舞台。鹿児島の特攻隊の飛行場と、今のFM局がシンクロする寓話。なかなか悪くない脚本だが、特攻で死んで行った若者たちは、家族や愛する人を守る為、日本の未来の礎になるために死んで行ったと言うストーリー。それはいいんだが、あんな馬鹿げた作戦で、最後まで戦い抜くと考えて、将来ある若者の命を消耗を続けていた海軍や陸軍の参謀たちが立てた作戦の責任は、いったい誰にあるのだと思う。天皇の戦争責任と言う簡単な問題ではなく、天皇、大元帥閣下の名のもとに、自分の失敗を隠してきたエリート軍人たちが、戦後宗旨替えして、生き残りアメリカに阿って復活していったことをどう評価するものか。正直なところ、判断が難しい。
   特攻隊員が、自分の死ぬ意味を見つけ、沖縄近くの米艦隊に突っ込んでいくのだが、その前の突撃で死んだ同輩たちが、白装束で、白い刀を持った英霊となって、「海ゆかば」に合わせて登場してしまうのと、最後に基地の総司令官が切腹して責任を取るシーンと、かって日本は、アメリカとイギリスと戦争していましたと言う説明には正直違和感がある。
  しかし、弟を亡くして悲痛な叫びを上げるももちゃんの熱演と、あの日中韓の4人組アイドルグループのサークルのメンバーだったというのがビックリの白雪(日中のハーフだったのか・・・、)の泣きの演技に、もらい泣き。
  その後、皆でももちゃんに声を掛け、喜々店主と、友人のステージに行くという目下(めしたではなく、もっかと読みます)のマドンナと3人で、焼き鳥でちょっと時間を潰し、喜々店主と新宿西口のジンギスカン屋に。久し振りに、喜々店主の、こりゃ美味い!!!と回り中の顰蹙をかうような大喜びに、こちらも嬉しい。明日、検査があるのに、ちょっと調子に乗って飲み食い。

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