2011年8月15日月曜日

お盆

 結局、ダラダラとした週末。今日は、新宿で独身美人OLと映画デート。
 新宿ピカデリーで、夫婦50歳割引。なぜか、ここは2名で2500円なんだよなあ。

 張芸謀監督『サンザシの樹の下で(17)』
 文化大革命のあらしが吹き荒れる、1970年代初頭の中国。農民こそ素晴らしく、学生は彼らから学ぶべきだという毛沢東の教えのもと、都会の高校生は農村に派遣されていた。
   バスが山村の町に停まる。停留所の前には「歓迎 宣昌八中」と言う紙を持った青竜村の村長(リー・シュエチェン)が立っている。バスから降りたルオ先生(チェン・タイシェン)が声を掛け、降りて来た高校生たちと村に向かう。山道を歩く一行。女子3名、男子5名、これから農村学習に向かうのだが、村長がかなりの荷物を背負ってくれているのだが、慣れない山道に女子の足許は覚束ない。1本のサンザシの木がある頂きで休憩となる。村長「ここは、皆さんにとって大事なサンザシの樹です」ルオ先生「ああ英雄の樹ですね!抗日闘士たちの伝説の!!日本軍がこの一帯に侵攻した時に、抗日闘士たちを、この樹の下で銃殺した。それ以来、このサンザシの樹は、本来白い花が咲くのが、赤い花が咲くようになったと言われている。そうですよね」村長「ええ、そういう言い伝えがあります・・・」その話しを一生懸命、ノートに書いている少女ジンチュウ(チョウ・ドンユイ)
  村に着くと、村人たちは拍手で迎えてくれた。村長「みんな二人ずつ、家に泊まって貰います。きみたちは、こっち、きみたちは、○○さん・・・。先生は、一人でこちらに。ああ。君は一人残ってしまったか・・じゃあ、ウチに来なさい」ジンチョウは、村長の家に滞在することになった。
  村長一家の末娘ホアンホアンと、食事の支度が出来たことを三男に伝えに行くことになる。地質調査隊にいるという。調査隊のテントの中から、歌声が聞こえる。サンザシの花の歌だ。テントに入って行ったホアンホアンは、アコーディングを弾く青年を連れて出て来た。スン(ショーン・ドウ)だ。スンは飴玉を取りだし、ホアンホアンに上げ、「君にも」と言ってジンチョウに差し出した。「子どもじゃないわ」「大人だって、飴は食べるよ。ほら」躊躇いがちに、スンの掌から飴を受け取るジンチョウ。



  予告編を見て、チョウ・ドンユイが気になって、ずっと見ようと思っていた。いやー、やっぱり、可憐、ピュア、この子に手を出す奴は人間じゃねえと思いながら、もらい泣き。でも、映画としては、チャン・イーモウの中では失敗作ではないのか・・・。ツッコミ所は満載だ。せっかく、プログラム買うも、キャストや各シーンの背景に関しての記述少ない!!GAGAだからかなあ。中国版「世界の中心で愛を叫ぶ」が、GAGAのコンセプトみたいだけど、岩波ホールの上映作みたいな楽しみ方も出来たんじゃないかなあ。まあ、120分の割には、全体に人物描写は薄っぺらい。でも、ここは声を大にしていいたいが、中国13億人と僕の妹、チョウ・ドンユイの初主演映画としては最高だ!!!。あえて、66年前に玉音放送が流れた日に。