2008年8月16日土曜日

最近、他人に手料理を振舞うのに嵌っている。

   40代最後の日。浴室の黴退治など大掃除をしていると、元会社の同僚からバースデーイヴをしてくれるという、それなら手料理振る舞うからウチ来る?ということになり、お気に入りインド料理屋でランチ食べ、近所から吉祥寺まで買い出しに。1カートン缶ビール持って来てくれたので、凄くうれしい。作ったのは、秋刀魚の梅煮、合鴨の挽き肉とシラタキの炒め煮、南瓜の煮物。トマトとレタスのサラダとだだ茶豆は、作ったとは言えないか(笑)。もぐもぐで買って来たのは鳥一羽丸の野菜詰めのスモークとジャーマンポテトサラダ。これを買ってしまったので、やろうと思っていた豚モヤシは見送りに。三人では食べ切れなかった。

2008年8月15日金曜日

お化けにゃ会社も~仕事も何にもなあい!!!

  10時から赤坂のリクルートエージェント。よりによって猛暑日、スーツネクタイが悲しい。気温より厳しいのは、紹介してもらう会社が外資系代理店だけに英語(笑)。英文の職務経歴書を添削してもらうと赤字だらけ、英訳自体はまだしも、ピリオドの打ち方等が日本人的プアイングリッシュですねと指摘され、英語でご自分のキャリアを自己紹介して下さい。と突然いわれ、幼児的英語を汗だくで喋ると、上手く話せない言い訳ではなく、自分が得意なことを話すようにしましょうと言われる。そもそも英会話が最も苦手なのだからそれを使って自慢しろと言われても、謙虚で慎み深い日本武士のモットーは不言実行じゃと英語だとと余計なことを考えると更に頭が混乱する(苦笑)。一時間がもの凄く長く感じられ、とってもへばる。よれよれ汗だくで新宿に戻り、伊勢丹で昼食べようと思うと11時半で既に大行列。
  午後は、ピカデリーで『ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌』涼しいところで、気持ち良くなって若干居眠り(笑)怪奇映画でも何でもなく、まあ要するにコスブレ映画。出演者自身みんな楽しんでいて、いいんじゃないか。出演希望多くて大変なんだろうな。勿論田中麗奈の猫娘に萌。主題歌の『お化けにゃ会社も~仕事も何にも無い!』というフレーズが1番胸を撃つ。一旦帰宅し、地元で同居人と夕食。

2008年8月14日木曜日

映画三本、散髪、

  昨日は終日西荻から出なかったので、今日は朝から、新宿ピカデリーで『ダークナイト』とシャマランの『ハプニング』。『ダークナイト』ってNIGHTじゃなくてKNIGHTだったんだな(苦笑)。バットマンのテーマ流れないし、子供の時にはBadManだと思っていた。煙草のゴールデンバットのパッケージに蝙蝠の絵が描いてあって、バットマンとゴールデンバットは、バッドではなくバットだが、野球のバットでもなく、しかしのバットでもなく、蝙蝠を英語でバットだとわかるまで少し時間が掛かった。そんなことを思い出しつつ、複雑怪奇な現代では、単純な勧善懲悪のヒーローものではなく、苦悩するヒーロー像(笑)ただし、億万長者の大企業の会長が、普通の仕事の働きもせずに、ひたすら悪を滅ぼすために、やりたい放題、街や車は破壊、人質を間違えて攻撃しようとする警官隊は一網打尽(笑)、最後には悪だけでは済まずに、不本意ながら、ヒロインも恋のライバルのイケメン正義漢までついでに片付けてしまう。何だか神様が人のために何かを施そうとしたら、あまりに力が強すぎて、人類滅ぼしちゃった感じ。という訳で、暗黒の騎士なのであった。暗黒すぎるよ(笑)。でも、スリルとサスペンス楽しみました。
  一転して『ハプニング』は、何が起きているのか、何によって起きているのかわからないまま、終わる映画。人がバタバタ死んでいくのに、林や森の木が風で揺れているだけなので、死んでいく人達も観ている我々も何を怖がればいいのか謎。謎は結局解けない(笑)。まあ、人類の危機に遭遇した倦怠期の夫婦が友人の娘を連れて逃げ回り(友人は事故死、妻は消息さえ伝えられない)、なんちゃら効果で絆を取り戻し、友人の娘を自分達の養女として家族となった上に、妊娠検査薬には陽性が出て、更におめでた。二人はメデタシメデタシでハッピーエンドかと思いきや、実は人類滅亡の危機は去っていませんでした(笑)怖いですねえ(苦笑)というお話。二人の夫婦の危機の原因となったジョーイという思わせぶりな男が、エンドロールでクレジットでシャマラン自身だったのが、1番笑えた。
   貰ったつもりのDVDRを一旦戻して欲しいと連絡あり元会社に寄り、今日は14日でTOHOシネマズ の日で1000円なので六本木ヒルズで『花より男子ファイナル』。予想通り、ドラマのキャスト、スタッフ、視聴者のためだけの映画。ドラマの打ち上げに豪勢にやっちゃいましょう(笑)という感じ。ドラマ観たことのない私には、道明寺財閥やらF4やら、色々あったけど二人は結ばれましたとさメデタシメデタシと言われても(苦笑)。でも、それなりに埋っている会場、涙を流している人多数。『恋空』と『花男』大ヒットTBS映画は、理解できないなあ。理解できないということでは、北小路欣也が、特別出演で、何者か全く解らないが重要な役(笑)で出演。犬のお父さんやったり、ジャニーズ映画といえば、すし王子で寿司職人の親方やったり、引っ張り凧。ある意味、日本の厳格な父親像をわかりやすく一目で表せる人がいないのだろうな。若い人でも顔を知ってて、厳格かつ、温かい眼差し。現実には、そんな人どこにもいませんから。バスで渋谷に出て、明日の面接対策に散髪。少し髪が伸びるだけで白髪が目立つので、気合入れる意味で刈上げて貰う。
 夕食は、西荻に最近開店したインド料理屋に。ここの娘が全盛期の後藤久美子のような正統派インド美少女。家族中で一番日本語を習得しているのが彼女なので、自ずと接客担当だが、非常に日本語堪能というか普通の日本の女の子の話し方で、声だけ聞いているとファミレスのウェイトレスのようだと勝手ながら思う。最近西荻にオープンしたインド料理店の中では悪くない。前までの韓国粥屋に比べたら圧倒的にお客さん入っている。男は、私の様な看板娘目当て(笑)

2008年8月13日水曜日

斎藤アイロン台

今日は朝から、英文の職務経歴書作り。まあ、英語の教師の倅にして、門前の小僧習わぬ経を詠む。読み書きはともかくヒアリングが苦手という公式コメントを返上しなければならなくなる程、ビジネス文書も書けない。新しいPC立ち上げてなかったので、ファイルなどをノートPCから移すところから始めたら、たった3Pの文書作るのに、8時から 14時までかかる。それをリクルートエージェントに大至急送り、打ち合わせしましょうとメールが戻ってきたので金曜朝一番でアポ取る。洗濯し、買い物、博華で餃子ビール。あーワイシャツにアイロン掛けねば、昼間に糊着けして干しておいた10枚を、星野ジャパン見ながら仕上げる。斎藤アイロン台はやはり素晴らしい。

2008年8月12日火曜日

反日元会社、もとい半日でクーラー病

   午前中赤坂メンクリ。昼元会社で元同僚と昼食。午後は元会社でメタル侍のマーケティングミーティングと着ムービー素材切り出し。半日会社にいると、それなりに久しぶりの方々に声を掛けられ複雑な心境。結局、元同僚で入れ違いに出戻ったTと呑むことに。相変わらずの熱血酔っ払いトークをしていると、Kが合流、更にベロンベロンになって帰宅。

2008年8月11日月曜日

柔道一直線

   午前中、大門の歯医者。六本木一丁目の元会社まで歩き、元同僚と昼飯。渋谷に出て眼鏡屋がレンズ交換など半額というDMが来ていたので、前の眼鏡も遠近両用に。レーシックするのと、どっちが生涯安くつくのか、考えるのは止めたい。
   渋谷シネマヴェーラ内田吐夢監督月間『大菩薩峠第二部』『恋や恋なすな恋』。『大菩薩峠』は勿論、3部作文句なしだが、『恋や』凄過ぎる!この映画多くの日本の監督に影響与えたんだな。そして、どの作品も超えられていないと思う。ちょっと衝撃を受ける。ONAIR-Eastで元ルナシーのJのライブなのを見て、元部下の娘も行くんだろうなと思ったら、駅近くで当人に会い、『これからJだな!』と言うと、本当にびっくりしていた(笑)。
   その後、ラピュタ阿佐ヶ谷で中島貞夫監督『893愚連隊』このところ何回東映三角マークのオープニング見ただろうか(笑)今日だけでも三回(笑)。1966年の製作。特攻隊帰り闇市の愚連隊で刑務所から戻って来た天知茂(細く苦味走ったかなりの二枚目、渋い)が、組を嫌って若い愚連隊にワラジを脱ぐが、松方弘樹、荒木一郎たちとは、どうもシノギに対する考え方にギャッブがある。遊び人の予備校生(近藤正臣)にスケコマシをやらせて、人妻(文学座の稲野和子が好演)を飲み屋の酌女に落とすような、女を食い物にすることに嫌悪感を持ち、黒人米兵によるレイプで生まれたハーフのケン(ジョー山中かと思ったが、ケン・サンダースという人のようだ。ビクターレコードとクレジットがあったので、歌手だったんだろう)と元人妻の三人で、この街を抜け出して堅気になろうと大きなヤマを狙うが・・・。組の若頭が高松英郎で、近藤正臣との柔道一直線コンビが、北京五輪の柔道真っ最中なのは別としても笑える。スケコマシをスカウトするのがゴーゴー喫茶だったり、松方弘樹が、新入りの近藤正臣に愚連隊たちの隠語を得意げに説明したり、闇市のオープンセットや、天知茂がワラジを脱ぐにあたって仁義をきる(お控えなすって、という奴)、京都駅前での白タク、釣り銭詐欺や、開通して間もない新幹線ひかり号。記録映画を見ているかのように、60年代の社会を描きだしている。話も面白いし、中島貞夫はやっぱり凄い。
   その後、高校時代の友人に誘われて国立のJAZZクラブで渋サ知らズの女性SAXプレイヤー小森慶子さんのソロライブ。バスクラリネットや、ソプラノSaxでのソロインプロビゼーションや、ループディレイでパーカッションなどを重ねたりの工夫が面白い。

2008年8月10日日曜日

森崎東最高

  阿佐ヶ谷ラピュタで森崎東の『喜劇特出しヒモ天国』傑作だ。京都のストリップ小屋でのストリッパーとヒモたちの群像劇。山城新伍、池玲子、川谷拓三、芹明香、江沢萌子、藤原釜足、殿山泰司、75年公開で、京都東映、スタッフ、役者みんな油が乗ってた時期なんだろうな。下条アトムの聾唖の若いカップルよかったな。森崎東の映画の中で一番好きかもしれない。眼鏡を受け取り、角川シネマ新宿で『ジャージの二人』。意外にお客さんが入っている。笑いが出ている。
   鮎川誠と堺雅人の親子の、本当に微妙な心の動きを味わう映画だが、なかなか入りづらく最初はウトウトしかける。長嶋有の原作というか、長嶋有の書くもの自体が未見な私がいけないのか、堺雅人の薄ら笑いのような表情に慣れたとはいえ、好きか嫌いかというと、どうも苦手なことが原因なのか、鮎川誠が博多弁を封印し東京弁を棒読みのように喋ることで作られたキャラクター、成功していると思いつつ、堺雅人の父親には全く見えず、鮎川誠と堺雅人が親子ごっこをやっているとしか思えないことが原因なのか。時々、ノリ突っ込みのように字幕というか、ジャージな2人とか、どちらにせよ、まったりとしたペースに全くのりきれない。後半、堺雅人の異母兄弟役の田中あさみが出てきてから、少し気持ちの揺れ幅大きくなり、ようやく着いていけるようになる。近所の不思議なおばさん役の大楠道代よかった。

今週読んだ本

風野真知雄『同心亀無剣之介消えた女』、牧秀彦『深川素浪人生業帳面仇討て候』『松平蒼二郎無双剣陰流・闇始末悪人斬り』、演歌ルネサンスの会編『演歌は不滅だ』、小池玲子『ある女性広告人の告白』、神谷雅子『映画館ほど素敵な商売はない』、ほぼ日刊イトイ新聞『はたらきたい』、新堂冬樹『枕女優』