ずっと住んだ部屋の更新を期に引っ越しを決めた。平成5年入居ということだから、18年だったのか。2週間前の引っ越しは困難を極めたが、友人や学生の手伝いのお陰で、昨日、最後の粗大ごみ回収とブラウン管テレビの回収で終わった。しかし、前の部屋から徒歩3分の新居には100を超える段ボールの山のままだ。隣近所のご挨拶にも伺えていない。更に、18年選手の洗濯機の給水ホースが、どうやっても激しく水漏れして、洗濯も出来ない。昨夜、近所の銭湯に洗濯を兼ねて出掛けると、改装中で、8月まで銭湯も入れないことが判明した。
元の会社の1年後輩が3年の闘病の末、7月2日に亡くなった。会社や友人にも一部の人間にしか病気のことを伝えず、最後まで出社して仕事を続けていたのが、彼らしい。出社が辛くなったとメールを貰い、病院に何度か見舞いに行ったが、仕事や会社の休みのことを気にしていて、亡くなった日に、自宅にお邪魔したら、前日も仕事の問合せのメールを息子に打たせていたと聞いて言葉が詰まった。通夜、告別式は7日、8日だったが、7日の夜遅くにしか参列来なかった。5月下旬から元の会社からイベントホールの立上げを業務委託を受けていて、プレオープンが7月7日、8日という2日間だったからだ。この仕事を受けた時に、一番喜んでくれた一人が彼だったから、仕事をきちんとすることが供養だと思いながら、通夜・告別式に、随分沢山の弔問客が来たと聞いて、一緒に彼のことを話したかった。今日、少し涼しくなったら、荻窪の彼の家に、自転車で行って、お線香を上げて来よう。