2008年4月26日土曜日

帰京

 昨晩もダウン状態でホテルに戻り、朝起きると長野での聖火リレーをやっている。なんだかなあ。川端まで歩いて、微かな記憶をたよりに、ラーメン屋に行って昼食をとって博多駅に。東京行きののぞみに乗る。かなり早いが、ひたすら寝る。寝る。寝る。
 西荻、博華で餃子ビール。

2008年4月25日金曜日

福岡求職活動

  いつも通りの時間に目が覚めてしまい、ビジネスホテルの大浴場で朝風呂。GW前の京都は、圧倒的に熟年夫婦や女性グループでホテルの食堂は満席。バイキングスタイルで、いつも思うのだが、本当に旅の恥はかき捨てというのか、和食洋食関係なしに山盛りにして、食い散らかして残飯の山。旅行という非日常での興奮を差し引いても、ひどいなあ。食生活だけでなく、生活習慣全般にノンポリで、よくも悪くもいい加減なのが、日本人の生命力だと思ってたけど、現代の日本の家庭には、食事はあっても食生活というものは、既になくなっているんだろう。
  チェックアウトまで、部屋で、テレビつけながら読書していたら、NHK教育の英語リア3にくぎづけに。いきなりカプセル侍というアニメと歌。再放送にしても平日の10時、こりゃー誰が見る番組なんだろう。今度チェックしよう。昼ドラ『砂時計』再放送。さっぱり筋がわからないが、佐藤(A子)めぐみが気になって、時々見ている。
 チェックアウトして、新京極スタンドでビール付き昼食。ここのコロッケはホントにうまい。幸せ。錦小路で、削り節、油揚げ等買って、京都駅から、博多へ。爆睡して起きると、小倉。速いなあ。
  夜は、かって、世界に冠たるY所属の北海道出身の女性ボーカリストの元マネージャーNさんが、九州の支部に戻っていることをいいことに、中洲豪遊を強要したのだ。葵ちゃん。りなちゃん。美奈ちゃん。渚ちゃん。蘭ちゃん。真子ちゃん。舞子ちゃん。ペコちゃん。真奈美さん。10年分飲ませていただきました。Nさん本当にお世話になりました。
 更に翌日メールくれた葵ちゃん、渚ちゃん、蘭ちゃんありがとう。ここでお礼言ってもしょうがないか(苦笑)。中洲の滝クリ!蘭ちゃん、きれかったなあ。

京都求職活動

 京都へ。東京駅地下でできるだけ野菜中心の弁当買い、乗るなり、平らげて爆睡。 
 京都駅に着くと、グランヴィアホテル京都で、FMのMさんと待ち合わせ。同い年の彼とは三年程前に真夏の京都で音楽イベントを半年の準備期間で立ち上げるという途方もない、双方の上司達の思いつきを実現するために一緒に汗をかいた戦友みたいなものだと勝手に思っている。退社したことを惜しんでくれつつ、同い年だけに気持ちは分かるし自分で決めたことだからと言ってくれた。
 その後、元会社の人間と合流、タクシーで太秦の撮影所に。メタル侍の7話から13話のオールラッシュ。途中休憩などを挟んで16時半から22時近くまで。効果音、音楽などがまだ入っていない、監督と編集マンがこのカットを使うってこうしますよという段階だが、監督の中2男子の妄想力炸裂。しかし、それだけではない。役者は一年間三回の撮影を通じて、このありえない世界の中で生き生きと自由に動き回るように演出されている。手前味噌だが、凄いもの作っちまったな、兼崎監督。メジャー、テレビ、自主制作、差別、区別する気は、全くないが、新しい撮影所出身監督の誕生を敢えて祝いたい。最高のチームと傑作シリーズの完成だ。 
 オールラッシュの間に、撮影所の方々に突然の退社のお詫び。夕張へ一緒に行ったプロデューサーと監督は、勿論、みなさんに大変ご心配をかけたようだ。そりゃそうだ。夕張であんなに大騒ぎして、撮影所に戻って後半の撮影再開、クランクアップ、編集だなあという矢先に葉書一枚だもんな。東京では、とても大変なことが起きているんじゃないかこのプロジェクトの先行きは?という感じだもんな。大変、ご迷惑おかけいたしました。
 でも、オールラッシュ、最高の出来で、ご機嫌で酔っ払う自己中なオレ(苦笑)

2008年4月24日木曜日

plulululu(すし王子での大田莉菜のセリフ?)

 ハローワークで説明会。失業保険の入金は、更に先なことが分かる(苦笑)。世の中は本当に甘くない。
 その後渋谷に出て、散髪して、『すし王子NYに行く』観る。やっぱり堤幸彦監督はいいなあ。 もう10年以上経つが、一度お仕事をさせていただいたことがある。あるTV番組で全国的に有名になってしまったお笑いの二人のCDデビューに、自分はレコード会社の担当者として、何本かのPVとオリジナルビデオでご一緒させていただいたのだ。オリジナルビデオは、一躍時代の寵児となつた彼らの勢いを表すようにいきなり海外ロケで、LAからラスベガスにかけてコミカルなドラマを撮影した。まあ私は眠そうな二人をたたき起こして、移動のバスの中で、無理矢理全国のTV番組向けのビデオコメントを何十本も自分でカメラ回して撮ったり、雑誌向けの写真を選んだり、レボート書いてホテルからFAXしたり、往復の飛行機内以外は眠るヒマもなかったが、堤組のスタッフは、それ以上で、出演の二人が彼らを一躍有名にした番組での体験の苛酷さと同様かそれ以上に、苛酷で限界を超えていてもプ ロフェッショナルで、馬鹿馬鹿しいことをフルパワーでやる爽快感に充ちた現場だった。
 それは『すし王子・・』でも全く変わっていない。それに、芝居とかアクションとか出来ない芸能人やら素人を使っても、ダラけてずにかっこいい場面を作るのが本当にうまい。そこに北大路欣也さんとか入れて本物っぽく見せる。J系映画でも女の子は可愛い。キスシーンを挑戦的に入れても、女性ファンの嫉妬心を最小なものに誤魔化しているのではないだろうか。太田莉菜(へただけど最高!)、石原さとみ(最高にかわいい!)、釈由美子(なにをやっても釈由美子にしか見えないのが最高)
 メジャーなアイドル使ってある意味、飲み屋の与太話を広げたようなドラマを基に劇場版までつくっちゃいましたという無茶に、会社を辞めて『メタル侍劇場版』の実現に関われないことを後悔する。音楽もいい。
 その後、新宿の鳥手羽先屋さんで、会社の後輩達四人と呑む。かっての女性部下の内、大好きなトップスリーのうちの二人が来てくれたので、楽しすぎ、結局飲み過ぎてベロンベロン。 なんだか夢遊病の患者のようにフラフラと帰宅。
 そうそう、押井守の次作「スカイクロウ」の予告編すごかったな。

2008年4月22日火曜日

クローバーフィールドと実録連合赤軍評その1

 ハリウッドの売れっ子プロデューサー、監督チームと、映画に関わりたかった肉体労働者がピンク映画界に入り、生涯をかけて映画とエロで革命を戦い続けている若松孝二。比較することは、全く無駄だが、一つだけ二つの映画に共通している点がある。今までの怪獣映画(ハリウッド版ゴジラも当然のように含めて)は、あっち側の世界で行われている破壊と殺戮を、我々は客席で観戦する。その視点はあくまでも客観的に鑑賞するものだ。あさま山荘の事件も、ほとんどの日本国民にとって、お茶の間でテレビを通じて観るものだった。その後の映画化も、基本的には、権力の側が、事件を解決していく映画だった。しかし、この2本の映画は、破壊され、殺戮される側、あるいは、弾圧され、内部闘争で暴力を受け殺され、あるいは殺害に加担する側から描かれ、観客はその側におかれる。それも、登場人物の一人が逃げながら回すビデオカメラの揺れ続ける画面と、当時の記録映像とシンクロさせたドラマ部分は、再現映像というようなヤワなものではなく、観るもの全てに当時の追体験を強要するような若松孝二の演出を通じて、平穏な環境で鑑賞しているという我々を許さない。我々は、そこで展開している事態、事件の追体験者として参加することを求められるのだ。  ( to be continued )

実録連合赤軍>>FPC

 午前中は再就職支援会社、職務経歴書を作るためのキャリア棚卸し表を元に担当コンサルと1対1面接。面接前に、泥縄で書類作っていると、同時期に退社した先輩が話かけてくる。向こうは久しぶりに会って旧交を暖めたい感じありありだっだが、こちらは面接の時間が迫っていて、それどころでなく、かなり冷たい対応だったかもしれない。面接は自分の今までをまとめるという自分好きな私としては、もっともっと僕の話聞いて聞いて!という感じで1時間で入社10年目までしかいかなかった。続きは来週。自分好きなんですよねー。というと、コンサルは『人間は、自分を愛する大きさしか他者を愛せないので、Mさんは回りの人への愛が大きいんですね』 と、どこかで聞いたような殺し文句。『○○の勝手にいうわよ』か『○ラの泉』に出演中の芸能人のように、私の目はキラキラ光っていただろう。私を正しく、正当に、真っ当に(笑)評価してくれる人がここにいる!こうやって、先行きが不安な失業者は、なけなしの退職一時金で、壷買ったり、お布施出したり、先祖のお墓を掃除したり、セミナー申し込んだりするんだろうな。
 それから新宿に出て、待望の実録連合赤軍観る。3時間の上映時間では、仕事があったら、なかなか観られない。幕間に学生紛争当時の記録映像流れる。自分の小学生時代は日常だった。本編の感想は『クローバーフィールド』と一緒にまとめて書こう。180分、一気に見せるなあ若松孝二。
 夜は、外苑北の粥屋で、高校時代の友達と飲み会。高校の前の都道で三億円事件が起きたことくらいしか自慢することがない全く無名の都立高校だったが、70年代には人並みに学園紛争があり、演劇部と共同で使っていた我々文芸部の部室の壁には、造反有理とかペンキで書かれていた。その闘争のお陰で制服はなく、70年代の中央線沿線のゆるーい空気が流れていた。ドゥービーブラザース、ジャクソン・ブラウン、何度聞いてもよくわからないアルバート・アイラー、何度見ても眠ってしまうゴダール、分り易いアメリカンニューシネマ、GOROの篠山紀信の激写に出た女の子、竹田かほりやら、女子プロレスやら、日活ロマンポルノやら、ブルース・りーやら、松田優作やら、暇つぶしの会話の間に、週刊FPCというガリ版刷りの会報を、特に週一でもなんでもなく、不定期に出していた。その部室で、いつも寡黙にガリを切っていたT氏は、就職情報誌の編集、CM制作会社、現在は映像、WEB関係のフリーランサー、三多摩じゅうのサブカル少年のマドンナだったK女史は、ボブの髪型と何をしているのか謎なことが当時と同じまま、ロンドンにキュレーターの勉強に行った後は、私には「これがアートというものなんだろうなあ」という感想以外、なかなかもちにくいイベントをやったり、ヨーロッパアートに関して原稿を書いたりしている。それに、自分の詩を卒業アルバムに掲載したいがために、私の詩を載せたくせに、名前の誤字にずーっと気がついていなかったI氏は、Dえもんの砂絵売りという香具師のバイトをきっかけに編集者になり、あれよあれよというまに出版社の社長になり、有名人になってしまった。クラスが一緒になったことはないが、私がいつも遠くから見ていた美少女の旧姓Kさんは、ル・コルドンブルーに留学して、主席で卒業(酔っ払った本人が自慢していたので少し怪しい)料理に関して本を書いたりしている。そんなメンバーが集まれば飲みすぎてしまう。気がついたら家で寝ていた。また、恥ずかしいことを言ったり醜態を晒したんだろうな。30年以上の付き合いだからしょうがないか。

クローバーフィールド

午前中は赤坂のメンタルクリニックに。結構待たされ、居眠りしていたら急に呼ばれて診察室に入ると、少し顔が赤いし、声が弱いねと言われる。うーん。昼ご飯を会社の近くで後輩と。その後青山ブックセンター覗いて、六本木ヒルズで『クローバーフィールド』観ようと入るなり、声を掛けられる。中学時代の友人で、CM音楽のフリーのプロデューサー(スティービー・ワンダーの缶コーヒーのCMは彼がやっていたと思う)のKだ。見終わってから、スタバでお茶する。『クローバーフィールド』の話も勿論だが、これからの人生ネタが一番だ。とりあえず一緒に何かやろうと言って別れる。それから檜町公園で、メールチェックして、赤坂に。高校の音楽サークルの後輩(ジャズのビッグバンドをやっていて4年下のバンマスでトランペットだった)と飲む。CD、DVDなどの製造会社ではかなりの大手の部長だが、この業界いい話なんか全くなく、飲んだ勢いで、バンドやろうかということになる。見附の飲み屋の女の子で歌の上手い子がいるというので、二軒目はそこに行くが、月曜だし、貸し切り状態。結局、自分も何年振りかで歌う。昼からの流れでスティービーワンダー5曲くらい、レイチャールス、沢田研二、尾崎紀代彦、キングトーンズ、結局歌いまくり。最後は。エンドレスラブをデュエット(苦笑)。赤坂見附から四谷まで歩いて帰る。

2008年4月20日日曜日

今週読んだ本

佐伯泰英「交代寄合伊那衆異聞 上海」、坂岡真「うぽっぽ同心十手綴り」「うぱっぽ同心十手綴り・恋文ながし」、金益見「ラブホテル進化論」、春日武彦「問題は躁なんです」、森山風歩「風歩」、高橋宣行「博報堂スタイル」、大野左紀子「アーティスト症候群」、リンディホップスタジオ編「映画監督って何だ」

日曜日上井草四丁目自転車保管場

放置自転車の引き取りに、徒歩30分の筈が、ショートカットしたつもりが、完全に迷い45分程かかる。今日も地元でうろうろと、ドトールで読書。夜は、駅近くの「○んぽ」で夕食。こう隠すと下品だが(笑)、魚と野菜類、最高にうまい!!北海道以外で食べて最高の北寄貝、温野菜アンチョビ添え、焼空豆、カワハギ刺身肝添え、・・・。毎日が日曜日だが、その中では、日曜日らしい日曜日だなあ。