2010年7月10日土曜日

日本フリーランス倶楽部第12回フリーランス見本市プロデューサーのまつもとでございます。

自宅居酒屋明けで、晴天の渋谷に出て、打合せ2件。暑さきつい。日本フリーランス倶楽部の総会が荻窪のT女子の豪華事務所で。1時間遅刻し、大顰蹙。10月に開催のフリーランス見本市のプロデューサーなのに。その後阿佐ヶ谷に出て、「えん会」という名の吞み会。クーラーが無い。しかし、少し前まで、夏に呑むのはこうだったと思う。扇子とビール、楽しい会話。今日もベロンベロン。

2010年7月9日金曜日

自宅居酒屋

  今年6回目の自宅居酒屋。沢山の来客ありがとうございました。何だか女子率どんどん高くなり、楽しかったなあ(笑)。12時過ぎるまで起きていられるように。始発までいて、最後に片付けて下さった皆さん、どなたか分かりませんがありがとうございます。
  男子だけど、この春卒業した教え子のO君が大変な新入社員時期にも関わらず来てくれた。ありがとう。

【お品書き】筑前煮、ポテトサラダ、鶏牛蒡、安野モヨコくいいじ風蓮根梅肉合え、ポテトサラダ、卯の花、秋刀魚の梅煮、豆とマカロニのサラダ、茗荷と蛸のサラダ、大根と白滝と合鴨挽肉煮、ひじき煮、人参と牛蒡と蓮根のきんぴら、ラタトゥーユ、緑&赤ピーマンのチャプチェ、もやしナムル、ゴーヤチャンプル、豆蒟蒻のピリ辛炒め、牡蠣のオリーブオイル漬け、甘唐辛子とジャコの炒め煮、鶏レバの粒マスタードマリネ、生ハムメロン、自家製ピクルス。

2010年7月7日水曜日

駄目駄目な水曜日。

   自宅居酒屋の食材が溜まり、野菜庫溢れ出したので、洗ったり切ったり、下拵え途中までする。
    昼から学校2コマ。暑さと夏休み直前で、ピシッとしないのは、学生だけでなく、教える側のこちらも、ダメダメだ(苦笑)。
   四谷のハナマサで仕込み。地元で買い忘れた物を買い、今晩から作り始めるかと思ったが、ちょこちょこと買ってしまったつまみで呑み始めると駄目だなあ。

  ということで、早めに眠り、WCとともに目覚め(尿意ではなく)、作り始めると止まらない。やっぱり料理は楽しいなあ。

2010年7月6日火曜日

朝日新聞

  朝日新聞夕刊に「メディア激変」という連載がある。昨日、今日は逆境に立ち向かう新聞という記事だ。先週、ツイッターが出て、既成メディアの速度の遅さが気になると書いてあったのだが、気がつくのが超遅すぎる(苦笑)。
  それ以前の問題として、今の日本の大手新聞の致命的な欠点は、自らのタブーを自浄できないことだ。一つは押し紙の問題。(広告メディアとして、上場企業としてコンプライアンスの問題だ)もう一つは、官房機密費の問題だ。両方を頬被りして、日本相撲協会のコンプライアンスと、民主党の政治とカネの問題を責め立てるのは茶番だ。
  更に、新聞社が系列のテレビ局の株を持つ限り、新聞に、ジャーナリズムは無縁だ。全国に何人いるのか分からない新聞記者、その二つについて明らかにする人間は一人も出てこないと断言する(苦笑)。

2010年7月5日月曜日

美しく哀しいヴァンパイア映画。

  新宿ピカデリーで、阪本順治監督『座頭市 THE LAST(112)』

 竹林を転げながら走る 座頭市(香取慎吾)の姿。安宿に市が戻って来る。まんじりともせず待っていたタネ(石原さとみ)が迎える。近くで寝ていた中年女が起きてしまったらしく、「くたばれ」と吐き捨て寝る。市はタネを抱き締め「一緒になってくんねえか」抱き返すタネ…。
   タネ「本当に今度が最後なんだね」頷く市…。赤い毛のマフラーを市の首に捲き、抱きしめるタネ。
   竹林の中で、石?と言う法被を着た男たちに取り囲まれる市。次々に斬られ倒れてゆく男たち…。
   (回想)桜が咲く土手を穏やかな表情で歩く市とタネ。「いつか、あんたの里に行きたい。市海が近いんでしょう?」「そこで、一緒に百姓をやろう」・・・・。
   抱き合う市とタネ。「先にいっているよ」と旅支度で歩きはじめるが、心配そうな表情のタネ・・・。
   次々と石?一家を斬り捨てる市。その戦いを渡世人の二人が見ている。「あの座頭市を斬れば親分さんも喜びなさる」と十蔵(ARATA)。不安げに見つめる虎治(高岡蒼甫)。
   斬り合いの音が山あいに響く。心配になったタネは、市の元に戻ってきてしまう。市の無事を確かめ、喜びの表情で駆け寄るタネ。その瞬間、市を狙った虎治の刀が、タネの身体を串刺しにする。「すまねえ」と呟き逃げる虎治。市に抱きしめられたままタネは死んだ。最愛の人を失った市は、激しい雨の中彷徨う。

  大山村。大店の山木屋の屋敷に、この村を束ねる島地(岩城滉一)と代貸の達治(寺島進)たちがやってくる。屋敷の庭では煮炊きをする下男や下女。天道(仲代達矢)と用心棒の千(豊原功補)が現れる。一斉に頭を下げる男たち。不安げな表情で「大木屋さんはどうしたんだろう」と囁く島地。

柳司(反町隆史)柳司の母ミツ(倍賞千恵子)息子五郎(加藤清史郎)壷振りの政吉(中村勘三郎)
達治の女房トヨ(工藤夕貴)玄吉(原田芳雄)役人梶原(宇梶剛士)弥介(ZEEBRA)松(でんでん)代官北川(柴俊夫)

   石原さとみ髷似合う。10代のうちに、伊豆の踊子やっておいて欲しかった。西河克己監督で(笑)。

   みんな、勝新座頭市とのギャップを言うが、勝新座頭市は、一言で片付けられないものだ。勝新太郎自身の中で、座頭市が自己目的化し、勝新神話と同化して行った。しかし、勝新は、テレビシリーズの座頭市と警視Kという文脈だけで語られてしまうのも、何か釈然としない。すごくよく出来ている場面とそうでない場面の落差が大きい。阪本順治も、香取慎吾も、勝新伝説に潰れてしまったのではないかと言う気がする。それ以前に、脚本が浅いのが一番の敗因なんだと思うが。


    トーマス・アルフレッドソン監督『ぼくのエリ 200歳の少女(113)』試写会
    
    ストックホルム郊外の集合住宅。ブリーフ一枚の少年、窓に向かい呟く「豚の真似しろよ。鳴け」
   タクシーの運転手。車を止め眼鏡を外し、鼻歌を歌う。少年の部屋の窓、下にタクシーが止まる。助手席から少女が降りる。少年は、革のケースに入ったナイフを取り出す。タクシーから大きな荷物を運ぶ男。少年はナイフを仕舞い、ベッドのマットに下に隠す。中年男が外で立ち小便している。見上げると、一室の窓をポスターなどで中から塞いでいる男の姿。
   翌日、学校の授業。殺人の後放火し、火事を装った事件は、警察によって暴かれたが、どうしてだか分かる人?と聞かれ、昨夜の少年が手を挙げる「肺がきれいだから」「よくわかったね」「本で読みました」。少年は、オスカー12才(カーレ・ヘーデブラント)。
   授業が終わる。同級生のコンニ「おお、オスカー、何を見ている?俺のことか?生意気だ。賢い豚のくせに。意地悪じゃないぞ」気が弱くコンニの子分になっている二人を従えて去って行くコンニ・・・。
   夜、集合団地の中庭に出るオスカー。ナイフを木に突き立てながら、コンニに言われた言葉を繰り返す。気がつくと、ジャングルジムの上に同じ年頃の少女立っている。それが、エリ(リーナ・レアンデション)との出会いだった・・・。

   両親の別居により、母と暮らすオスカーは孤独だ。学校でもクラスメイトたちに執拗にいじめられている。
   隣室に越してきたエリに恋をする。しかし彼女は12才の姿のまま200年生き延びてきたヴァンパイアだった。彼女は人の血のみしか受け付けないのだ。共に街に現れた中年男は、多分数十年エリを助けながら暮らしてきた。エリに生贄を捧げることに失敗し、最期に自ら首を差し出し絶命する。多分、オスカーを、自分の役割を継ぐ者と認めたからだろう。
   日照時間の短い北欧はの冬は、太陽光に当たることが死を意味するヴァンパイアには相応しい。静かに雪が降る景色の中、哀しいラブストーリーだ。

   処女の泉、ひとりぼっちの天使、サクリファイス、マイ・ライフ・イズ・ア・ドッグ、ソフィーの世界、リリア 4-ever。北欧映画の子供たちは、なぜこんなに哀しくて、大人に刺さる眼差しをしているのだろう。

    秘宝ファンだけでなく、普通の恋愛映画ファンにも見て欲しい。

2010年7月4日日曜日

今週読んだ本

アロン・シェパード『私にはもう出版社はいらない(WAVE出版)』、安野モヨコ『くいいじ【上巻】(文藝春秋)』『くいいじ【下巻】』、六道慧『御算用日記 月を流さず(光文社時代文庫)』『御算用日記 一鳳を得る』『御算用日記 径に由らず』『御算用日記 星星の火』『御算用日記 護国の剣』