2008年6月28日土曜日

爆羊肉とサッポロラガー

  お台場にトーキョーギターショー2008というのを覗きに。バンドブームが去り虫の息だった楽器業界が、親父バンドブームで復活しているのかと思ったのだが、かっての楽器フェアのような、裾のが広いものではなく、ビンテージもののギターを各楽器店が、出品するギター市。富裕層やマニア向けだなあ。ギター市、音楽系出版社即売ブース、ギタークリニック、ライブコンサート、みんなちぐはぐな感じ。
  お台場シネマメディアージュでチャウ・シンチー見ようとするも、失敗。シネコンは吹替版なんだなあ。そこで『告白のとき』観る。オスカー受賞ジミー・ホッジズ監督。イラク戦争が起こしたアメリカの病理。ベトナム、ボスニア、アフガン、イラク。日本はどう進もうとするのか。邦題はどうかなあ。勿体ない気が。
  渋谷に出てシネマライズで『ぐるりのこと』。最初は私の大好きな木村多江をこんなに醜く撮るなんてと橋口監督に殺意を感じながら観ていたが、終盤のこの美しい表情の序章だったのだと思う。今風によく言えばオイシイ、正直かなりズルイ感じのするリリー・フランキーの法廷画家との不器用な夫婦。最近の自分の日常もあり、少し痛い映画だった。評判よくて、けなしたかったけど、思い出される事件の法廷シーン含めて、丁寧に作られた、ある期間継続して、ある男女の人生を紡ぐ佳作。味わい深い。
渋谷珉珉羊肉館で、爆羊肉と焼餃子。

2008年6月27日金曜日

フランスどっか産ウズラ木の子詰め、なんちゃらソース

  昼ご飯は、二子玉川でフレンチ。10何年か前にコピーライター講座を一緒に受講して、今では小学二年生と幼稚園に通う娘の母になった女の子(というと失礼かもしれないが、新人コピーライターの頃と本当に変わらないなあ)Mちゃんと、元少女漫画家で、現在はバイオリン弾いたり、脚本を書いたりしているデパガのR姉さんと三人。凄いな二子玉ランチ。11時半過ぎで、狭くない店満席。西荻の昼どきとは、明らかにテイストが違う女性方。優雅だなあ。
  近くの幼稚園のお迎えというMちゃん、表参道の美容院というR姉さんと別れ、新宿バルト9で三池崇史監督の角川春樹映画(笑)『神様のパズル』。評判悪かったが、想像以上に無茶苦茶で、とても楽しんだ。さすが三池監督。結局『愛は地球を救う』映画に。谷村美月いいなあ。副都心線で、声掛けられる。AVメーカーのキャスティングプロデューサーのKさん。次ぎ決まったら連絡頂戴ねと言われる。次決まらないときのほうが連絡したいなあ。
  その後、代官山UNITでいとうせいこうさんが作ったコンピアルバムのレコ発ライブ。知った顔多く、何か関係あるの的視線に、ちょっと恥ずかしいのだが、浅草の歌姫が参加しているので声をかけてもらったのだ。でも、すぐ横にS尾まほさんが居て気になってしょうがない(苦笑)。彼女のデビュー以来欠かさず本を買っている隠れたファンなのだ。可愛いなあ。でも我ながらキモい親父だなあ。
  代官山から西荻へ。元同僚たちとの食事でS亭。独身美人OLは、鰯の梅煮が一番のお気に入りというので、月曜日に差し入れることに。

2008年6月26日木曜日

酒を減らせと言われても。

昨日の整体以来、調子いいが、どれたけ持つだろうか。今日は糖尿病の経過観察の検査。3、4月よりは少しだけ改善。その後、元会社でメタル侍のMtgに。 S亭で、鰹土佐作りとしめ鯖旨い。ビールとポテサラ。

2008年6月24日火曜日

オーバースペックな私

  久々の晴れ間。急いで洗濯物を干し、水道橋の再就職支援会社。担当コンサルと面談。ウェブで求人を拾うコツとリクルートエージェントの使い方アドバイス貰う。その後、自分で、いろいろググッて見るが、私の年齢がな。昨日来たエージェントからの返事は、『この求人は、貴方にはオーバースペックです』というもの。ホントはオーバーエイジか、アンダーイングリッシュコミュニケーションリテラシーなんじゃないのとひがむ。  
  午後も続けるつもりだったが、こんなダウナーな気分はまずいと、新宿バルト9で待望の『インディ・ジョーンズ~クリスタルスカルの王国』(笑)。まあ、期待通りの手に汗握る大冒険活劇。1957年というと生まれた前の年。米ソ冷戦。プレスリーハウンド・ドッグ、原爆の地上実験のシーンは、昭和の教育受けた人間には、少しブラック過ぎる。遺跡を守って皆殺しの有色人種には蒙古斑があったのではと余計な心配まで(苦笑)ケイト・ブランシェットのショート・ボブちょい萌え。ただ、最期とか、ヒールの扱いスピルバーグ冷たいなあ。まあ、悪人や欲深は成敗されて、メデタシメデタシという映画。
  それから地元プチスーパー銭湯。久しぶりに整体。どこもかしこも、ガチンガチンな身体、錆び付いた鋼鉄の肉体。ぶよぶよだけどガチガチ(苦笑)。

2008年6月23日月曜日

タイ・アクション映画『アルティメット・エイジェント』☆4つ。

 朝大門歯医者。歯石を取られる。しばらく口の中には血の味が、六本木一丁目迄歩いて元同僚と昼食。口の中が気になり、味の濃そうなチキンカツ重。味覚はともかく、特別に量多い感じしなかったものの、夕方までずっと満腹感が続く。
 午後は、六本木シネマートで、杉本彩の『JOHNEN定の愛』。台詞と濡れ場多いが、台詞は、あくまで、60年代の芝居を観ているように、独白されて、個人的には気持ちが入りずらい。『愛のコリーダ』の藤竜也、松田英子『実録・阿部定』の江角英明、宮下順子などが走馬灯のように思い出される。続いてタイ映画『アルティメット・エージェント』こりゃ凄い。派手な、ガンアクション、カーアクション、マーシャルアーツ、最後には自走砲まで登場する馬鹿アクション大作。ストーリーは、ヒーローとは言い難い、四角い不細工な顔のデカが、ありとあらゆる物をぶち壊しながら、ターゲットを追い詰めるのだが、レコード会社のボス達の裏稼業を暴くための潜入捜査で、レコード会社のオーディションを受け、あっという間にデビュー、ミリオンセラーを出し大スターに。007ばりに、CIAの女スパイが出て来て口説かれちゃうは、ガンアクションでは、ジョン・ウー張りに鳩は飛ぶ、野外コンサートシーンも大編成のバンドをバックにサンタナを思わせるラテン・ロックで会場をノリノリに。でも衣装は、彼だけ吉本新喜劇風(池野めだかさんが25年前に着ていたような)。タイの人にはカメオ出演満載な感じだが、自分がわかるのは日本でも大ヒットのアクション『マッハ』の主演男優のみ。いやー、これは今年上半期洋画アクション部門NO.1だな。アジア映画部門でも、『シークレット・サンシャイン』と争いますね(笑)。ヒットして欲しい。なんて感想を携帯に打っていたら、大江戸線は、落合南長崎まで大乗り過ごし。
 S亭で、蒸し岩牡蠣、枝豆、オクラのお浸しで、ビール。明後日検査なので、炭水化物は我慢。

2008年6月22日日曜日

府中の居酒屋で30年ぶりに、煮込みとビール

天気もよくないし、何だか終日、本を読みながらダラダラしていると、高校時代のクラブの定演があるのに気が付く。府中まで行く。自分が高校生だったのは30年以上前なんだな。保護者の両親より、年上(笑)。しかし、自分らの先輩が書いたオリジナル曲『ザ・ガール・ウィズ・スマイル』不思議なもんだなあ。譜面が残っているだけ、そんな曲を軽音楽部伝統のオリジナル曲として、今の後輩達が演奏している。誰が、いつ(実は35年以上前(笑)生まれる前どころじゃない昔)、どういう気持ちで作ったのかなんて考えたこともないだろう。そういう意味では、譜面と入部した時の先輩の演奏が、彼らにとっての、この曲。口伝えで送られる伝承芸能みたいなものだな。自分達の32年前の演奏はどんなものだったのか、知る術は無い。結局、この定演の情報を教えてくれた、二年後輩のYしか知っている人間はおらず、二人で高校時代文化祭の打ち上げでいつも行っていた府中の居酒屋で飲む。昭和の時代は、身分証明書の提示を義務付けられていなくてよかった。まあ、あの頃も事件化すれば、責任を取らされる人はいたんだろうが。1970年代の青春。そうか、今の高校生は平成生まれ(苦笑)。彼らから見れば、『オルウェイズ 三丁目の夕日』と一緒だろうな。でも、演奏曲の中に、スモークオンザウォーターが、何故かあるのが、おかしい。自分の高校生の時代から35年遡ると、第2次大戦中。1940年代。大変だな。

今週読んだ本

牧秀彦『雷迅剣の旋風』、松本賢吾『八丁堀の狐 女郎蜘蛛』『八丁堀の狐 鬼火』『八丁堀の狐 鬼あざみ』『八丁堀の狐 七ばけ』、佐藤雅美『物書同心居眠り紋蔵 白い息』、大下栄治『小説東映映画三国志』、杉作J太郎『男の花道』、都築響一『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』ハロルド作石『BECK』