午前中、大門の歯医者。六本木一丁目の元会社まで歩き、元同僚と昼飯。渋谷に出て眼鏡屋がレンズ交換など半額というDMが来ていたので、前の眼鏡も遠近両用に。レーシックするのと、どっちが生涯安くつくのか、考えるのは止めたい。
渋谷シネマヴェーラで内田吐夢監督月間『大菩薩峠第二部』『恋や恋なすな恋』。『大菩薩峠』は勿論、3部作文句なしだが、『恋や』凄過ぎる!この映画多くの日本の監督に影響与えたんだな。そして、どの作品も超えられていないと思う。ちょっと衝撃を受ける。ONAIR-Eastで元ルナシーのJのライブなのを見て、元部下の娘も行くんだろうなと思ったら、駅近くで当人に会い、『これからJだな!』と言うと、本当にびっくりしていた(笑)。
その後、ラピュタ阿佐ヶ谷で中島貞夫監督『893愚連隊』このところ何回東映三角マークのオープニング見ただろうか(笑)今日だけでも三回(笑)。1966年の製作。特攻隊帰り闇市の愚連隊で刑務所から戻って来た天知茂(細く苦味走ったかなりの二枚目、渋い)が、組を嫌って若い愚連隊にワラジを脱ぐが、松方弘樹、荒木一郎たちとは、どうもシノギに対する考え方にギャッブがある。遊び人の予備校生(近藤正臣)にスケコマシをやらせて、人妻(文学座の稲野和子が好演)を飲み屋の酌女に落とすような、女を食い物にすることに嫌悪感を持ち、黒人米兵によるレイプで生まれたハーフのケン(ジョー山中かと思ったが、ケン・サンダースという人のようだ。ビクターレコードとクレジットがあったので、歌手だったんだろう)と元人妻の三人で、この街を抜け出して堅気になろうと大きなヤマを狙うが・・・。組の若頭が高松英郎で、近藤正臣との柔道一直線コンビが、北京五輪の柔道真っ最中なのは別としても笑える。スケコマシをスカウトするのがゴーゴー喫茶だったり、松方弘樹が、新入りの近藤正臣に愚連隊たちの隠語を得意げに説明したり、闇市のオープンセットや、天知茂がワラジを脱ぐにあたって仁義をきる(お控えなすって、という奴)、京都駅前での白タク、釣り銭詐欺や、開通して間もない新幹線ひかり号。記録映画を見ているかのように、60年代の社会を描きだしている。話も面白いし、中島貞夫はやっぱり凄い。
その後、高校時代の友人に誘われて国立のJAZZクラブで渋サ知らズの女性SAXプレイヤー小森慶子さんのソロライブ。バスクラリネットや、ソプラノSaxでのソロインプロビゼーションや、ループディレイでパーカッションなどを重ねたりの工夫が面白い。
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