終わり次第、銀座シネパトスで、
「日本映画レトロスペクティブ-
56年東宝千葉泰樹監督『へそくり社長(422)』
東京駅行きの小田急バスが成城町のバス停にやってくる。
ベッドで眠っている善之助(森繁久彌)をお越す妻の厚子(
車が明和商事株式会社ビルに着き、秘書の小森信一(小林桂樹)
59年東宝松林宗恵監督『社長太平記(423)』
軍艦マーチが鳴り響く中、大日本帝国海軍太平洋艦隊が進む。
そこで、うなされていた牧田は目が覚める。妻の登代子(久慈あさみ)に、また戦争中の夢ですかと言われる。朝ご飯はあるかいと尋ねる牧田に、あなたは寝坊過ぎるんです。お母さまにご挨拶していらしたらと言われ、離れに住む母の岩子(三好栄子)の所に行く。既に縁側で新聞を読んでいた岩子は、桜商事が東京に進出してくるって、新聞にかいてありますけど、と言われてしまう。牧田は、戦時中のパラシュート製造から戦後女性下着の製造に転換した碇商事の社長で、母の岩子は会長なのだ。
COOL&WILD妖艶美 反逆のヒロイン 梶芽衣子。
72年東映東京伊藤俊也監督『女囚さそり 第41雑居房(424) 』
松島ナミ(梶芽衣子)が地下牢に投獄され一年が経った。
巡察官(戸浦六宏)
巡察官はナミにも「罪を償って、早く社会に復帰してください。」と声を掛けた。その時、立つことも出来ない筈のナミが想像を絶する跳躍で、隠し持った鋭利に尖らせたスプーンで、郷田の残った方の目を刺そうとした。掛けていた眼鏡にあたり、頬を傷つけただけであったが、巡察官は、恐怖のあまり腰を抜かし、失禁する。ズボンから床を小便の水溜りを広げた。大人しくしていた女囚たちは、嘲笑し騒いだ。巡察官を取り囲み、ズボンを、服を脱がす。今まで殊勝に演奏をしていた女囚楽団も、ジンタを演奏する。面目を丸潰しにされた郷田は、看守たちに指示をし、威嚇射撃をさせると、「絶対許さん。全員懲罰!!!!」と叫ぶ。
炎天下の中、採石場で、石を引かされる女囚たち。ナミは、キリストのように、十字の大きな木を背負わされている。その光景を見た郷田は、「沖崎!!!あれでは駄目だ。松嶋ナミは、どんな懲罰も効かん。耐えるマツの姿は、女囚たちに神格化させるだけだ。」と言い。沖崎(室田日出男)に命じて、茶色の服を着た4人の看守を集めさせ、彼らにストッキングを顔に被らせて、ナミを輪姦させる。辻が、最初に圧し掛かると、ナミは顔を食い千切ろうとする。しかし、他の男たちに取り押さえられ、次第に遠い目をするナミ。その姿を見る女囚たちの中には、涙を流す者もいる。
法務省と書かれた黒く塗られ、窓もない囚人護送車が何台も、採石場から刑務所に戻っていく。
助手席に座る辻(小松方正)は、「あんなハクいスケを抱けるとは、今日はヤリ得だったぜ。」と舌なめずりをしている。護送車の中には、ナミを含め7人の女がいた。リーダー格の大場ひで(白石加代子)、及川君代(荒砂ゆき)、 野田朝子(伊佐山ひろ子)、我妻春江(八並映子)、安木富子 (賀川雪絵)都ローズ (石井くに子)。大場や野田が、「いきがりやがって!!」とナミを蹴り始めると。都(以降、愛称のチビを使用)を除いて全員がナミに暴行する。
失神したナミを死んだと思って、チビは、「マツが死んだ!!!」と半狂乱になる。運転席側の壁をガンガンなぐり喚くのに気が付いた辻たちが、車を止め、荷台の鍵を開け覗く。奥でナミは倒れている。近づいた辻に、突然起き上がって、手枷についた鎖で首を絞めるナミ。銃を持ったもう一人の看守には、大場が飛びついて銃を取り上げる。7人の女たちは、逃亡した。郷田、沖崎、古谷(堀田真三)が見つけたのは、股間を丸太で串刺しにされた辻の死体だった。
to be continued.
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