2009年4月7日火曜日

松竹映画三千本記念作品

    阿佐ヶ谷ラピュタで、昭和の銀幕に輝くヒロイン【第46弾】嵯峨三智子
    59年松竹京都大曽根辰保監督『修羅桜(231)』
    夜更けの神奈川宿、10名ほどの覆面姿の侍が、ある宿屋に向かっている。勘定奉行配下の岸波半兵衛(河野秋武)の嫡男岸波叉四郎(森美樹)が眠っていると、女が部屋に逃げ込んできて、追われているので匿ってくれと言って布団に潜り込んだ。目明し蝮の吉蔵(永田光男)が襖を入ってきて、女泥棒が逃げ込んできたので、引き渡せろ言う。無礼者、布団の中の妻は怯えているではないか、これ以上の狼藉は斬ると脅して吉蔵を帰らせる。礼を言う女泥棒、千里のお虎(嵯峨三智子)に、今度は私の番だというなり、覆面姿の侍たちが抜刀して部屋に押し入ってきた。お虎は、火を吹き消し、二人で旅籠を逃げだした。東海道を江戸へ、道行きとなる二人。to be continued.

伊織(松本錦四郎)おむら(夏川静江)孔雀屋長兵衛(高田浩吉)おつま(山田五十鈴)大野備前守(高橋貞二)斎藤弥九郎(石黒達也)雪乃(富士真奈美)雲切十兵衛(伴淳三郎)
(近衛十四郎)(桑野みゆき)

本郷の映画会社に立ち上げプロジェクトのプレゼンに。会社のHPのアクセスに上がっている地図を見て行ったら、全く方角を間違えて、5分のところ、30分近くグルグルと。久方振りに、方向音痴を露呈。

    神保町シアターで、浪花の映画の物語
    66年松竹大船前田陽一監督『スチャラカ社員(232)』
    大阪某所の上原ビルに、長門勇、ダイマルラケット、ルーキー新一が、出勤してくる。満員のエレベーターも10階までに、4人以外の社員は降りてしまう。彼らは、このビルの屋上を間借りしている都田物産の社員だ。屋上にある木造平屋の事務所に入ると、今日も返品の山だ。段ボール23箱、やっと中に入ると女事務員の恵美ちゃん(新藤恵美)が、社長さんが来て、返品の山を見て落ち込んでいると言う。営業部長の長門が社長室に入ると都田社長(ミヤコ蝶々)が溜め息をついていた。いつも金策に走り回って会社を空けているが、いよいよ決断したと言う。屋上に社員を集めて、社員には申し訳ないけれど、万策つきて会社を畳むと言う。返品の鍋釜を退職金代わりに持って行ってくれと頭を下げる。
   長門は、そんなことを言わず、もう一度だけ頑張りましょうと言う。この社員たちは、よその会社に行っても使い物にならないので、死ぬしかない。死ぬ気で頑張れば何とかなるかもしれないと土下座をする長門。では、もう一回だけ、全国金策に廻ろうと言うのだった。早速、返品された按摩器を売りに行く社員たち。ダイマルラケットは、ある店に行き、按摩器の良さを挙げて別名按摩要らずだと言うが、按摩屋だった。逆に按摩たちに揉みまくられる二人。新一は、街頭でアピールしようと、電柱から電気を盗み、按摩器に座ってみせる。通行人の反応は悪くなかったが、電気を盗んでいた電柱の上には、電気工事の工員が登っていた。長門は床屋に行き、客と主人に試しに座らせる。いいけど、5万じゃ払えない。5千円だったら払えるから貸してくれと言われ、長門は閃く。
       会社に戻るとみんないるが、一人も一台も売っていない。部長はどうでっかと聞かれて、一台も売れなかったが、貸して来たんじゃと岡山弁で答える長門。部下に、これからはリース時代や、とにかく家にあるものを持って来い!と長門部長。はっきり言って、ガラクタばかり、テレビも箱だけだ。社員全員で、「リースのデパート。無いものも貸します。都田物産」と書いた立て看やらビラで宣伝しまくる。しかし、一向に客は現れない。同じビルに入っているバレエ教室の先生がプレイヤーが故障したので貸してくれとやって来た。美人の先生に鼻の下を伸ばした新一が付いていく。しかし、所詮ボロなプレイヤー、途中から回転が早くなり、バレリーナたちの踊りも、どんどん早くなる。
    今日は一件かと諦めかけたところに、若い男・弘(藤岡弘)がやって来て、明日の祇園祭用に彼女を貸してくれと言う。恵美を貸す訳にはいかないと長門は答えたが、恵美は、二時間だけならいいわよと言う。翌日、祇園祭をみる恵美と弘の姿がある。なかなかいい感じだったが、弘は本当の借り主は自分ではないと言い、友人のブ男(?)に引き渡す。ブ男は恵美を何とかして、連れ込み旅館に誘い込もうとして、あまりのしつこさに恵美に顔をぶたれた上に逃げられる。
    数日後、ダイマル・ラケットが宿直していると怪しい男たち(夢路いとし・喜味こいし)が現れ、本物そっくりの日本刀や拳銃や、覆面を用意してくれと言う。恵美がミシンを漕ぎ覆面を縫っていると、弘が再び現れ、金を返して貰えないかと言うが、恵美にあっけなく断られる。ちょっと言えない事情があるんだと思わせぶりな弘。翌日大阪城に、覆面を被った人間が集結し、ハイルヒットラー風の敬礼をしながら、「まいど!」を連呼する。ダイマル・ラケット曰わく、関西独立運動らしい。こりゃ大変なことになったと警察に110通報する。しかし、これはテレビ映画の撮影だった。
   数日後、長門部長が出社すると、ビルがやけに賑やかだ。ブラスバンド、チアガールに脂下がっていた長門は、テキサス・リースと言う看板を出した見て飛び上がる。アメリカから世界屈指のリース会社が、よりによって同じビルに進出してきたのだ。10F建てのビル全てがテキサス・リースだ。弘は、そこの社員だった。大規模なセレモニーが開かれ、オフィス用品、レジャー用品、ファッション、車、モーターボート、ジェット機まで一億五千万点の商品を揃えた、本物のリースのデパートだ。長門が慌てて、屋上まで上がるとダイマル・ラケット、新一は、裸になって日光浴をしている。下のパーティーで酒を飲んでご機嫌だ。お前ら、リースっちゅうことは、ライバルじゃとどやされて、ようやく事態を把握した社員と、怪しい格好(ビートルズ?モンキーズ?)で楽器を持って、ビルの前にいれテキサス・リースの楽団に乱入、騒がしいだけで、滅茶苦茶な演奏が延々と続いている。テキサス・リースの注文の電話が、ジャンジャン鳴り続けている。一方、都田産業の電話は沈黙のままだ。
   西陣のミナミ産業と言うところから、都田物産とテキサス・リースはパーティーの企画の発注を競合で受ける。良かった方には、今後数億規模の契約が入ると言う。テキサス・リースは、巨大水槽内で、何十人と言う水着美女の水中バレエを見せると言う。苦し紛れに、長門は、今大人気の都はるみの歌謡ショーをやると宣言してしまう。しかし、都田物産の社名から、都はるみの名を思いつきで出しただけで、何のコネもない。テキサス・リースの水中バレエは素晴らしい出来だ。長門は社員たちに、誰でもいいので、都はるみに似た娘を連れて来いと言う。偶然、テレビ局で都はるみのそっくりショーをやっていて、ダイマル・ラケットは、テレビ局前で、都はるみにそっくりな娘を確保した。
   テープに合わせて歌えといって、人前に出す。本物そっくりだ。テープが切れてもそのまま歌っている。本物を間違えて連れて来たのだ。勿論、大成功の都はるみショウ。ミナミ産業の社長は大喜びで、都田産業とテキサスリースと大口の契約を結んでくれた。さっそくリース商品を倉庫に搬入する。鍋釜やガラクタばかりの都田産業に比べて、オフィス用品を運ぶテキサスリースが優先される。なぜか、新一が中に忍び込んだソファーを運ぶダイマル・ラケット。
   実は、みなみ産業は詐欺集団で、リースされた商品をトラックに積み込んで逃走する。

    小学校低学年の時、てなもんや三度笠は時々見た記憶はあるが、スチャラカ社員は、ほとんど記憶はない。しかし、関西お笑いスター全員集合的で、全く力の入らない作りはいいなあ。当時のベタなギャグ、小学生の一般常識だった。新藤恵美がかわいい。小池栄子を美人にした感じのツンデレ感が最高だ。

    61年大映京都田中徳三監督『悪名(233)』
    昭和初期、河内八尾中野村の農家の倅、朝吉(勝新太郎)は、隣村の高安から盗んできた軍鶏で闘鶏博打をやっていた。家に帰ると、父親に河内の百姓は軍鶏博打をして身を滅ぼす奴ばかりで、お前は勘当だと激怒され、高安まで返しに行く。妹の千代(中田康子)に念を押す朝吉。朝吉と幼馴染の辰吉(丸凡太)は若いエネルギーを持て余し、女が欲しいが、金などない。軍鶏で揉めた隣村高安の盆踊りに出掛ける。すると千代が誘ってくる。二人が深い仲になるのに時間はかからなかった。実は、千代は男の妹ではなく、妻だった。千代は、朝吉の子を妊娠したと告白し、噂になる前に駆け落ちしようと言う。
    二人は、有馬温泉に逃げ、千代は女中になった。間借りしている筆屋の主人(浅尾奥山)は、自分の妻もかって堂島の売れっ子芸者で、気の進まぬ旦那からの身請け話に、二人で駆け落ちをして、今ではこうなったが、まだ若いのだから故郷に戻ってやり直せと忠告する。お腹の子がなければという朝吉に、筆屋の妻(橘公子)は、とうに流れていると教えてくれた。そのことに納得いかない朝吉は、千代を置いて、有馬から大阪に戻る。
    しかし、大阪駅で、偶然お伊勢参りの帰りの幼なじみの辰吉らに再会する。彼らは、精進落としに松島の遊廓に遊びに行くところだと聞いて、同行する。店に上がり、琴糸(水谷良重)の哀しげな表情に惹かれる朝吉。福岡の炭坑町から売られてきたのだ。
   店では辰吉に付いた女郎白糸(若杉曜子)が、他の客と喧嘩になって大騒ぎが起こる。飛び出して行こうとする朝吉を止める琴糸。酒癖の悪い白糸は、仕舞いには地元のヤクザだと言う男の頭を瓶で殴りつけ気絶させる。翌朝、朝吉と琴糸の部屋に辰吉が現れ、昨夜の吉岡組の連中が待ち伏せしていると言う。朝吉は、全く動ぜず、吉岡組の連中の真ん中を歩いていく。吉岡組の貞吉(田宮二郎)が、モートルの貞と少しは知られた男だが、面子を潰されて黙っている訳にはいかないと襲いかかってくるが、朝吉は滅法強く、貞吉をのしてしまう。貞吉は、朝吉に惚れ込み兄貴分となってくれと言うが、ヤクザは嫌いだと相手にしない。そこに吉岡組の親分吉岡(山茶花究)がやって来て事務所に来てくれと言う。行く当てがなければ、客分として、この組にいてくれと言う。ヤクザは嫌いだと断っていたものの、貞吉が喧嘩の現場から逃げ出した弟分たちに折檻を加えるのを止めたことで、草鞋を脱ぐことに。
   ある日、女郎暮らしを嘆く琴糸に、一緒に逃げてやると約束をする。しかし、貞吉がそこに現れ、千日前の親分の出入りに加勢することになったので、助っ人に来てくれと言う。直ぐに着替えた朝吉は、吉岡組の前で、ダンブカーに乗り込む。すると朝吉を心配した琴糸が店を抜け出して来ていた。これでは足ぬけになってしまうが、吉岡の姉さん(倉田マユミ)に、とりあえず匿ってくれと預けて出入りに向かう朝吉。
    戻ってくると、遊廓を仕切る松嶋組に取り囲まれている。既に姉さんは、琴糸を隣家に逃がしていたが、松嶋組の兄貴分(須賀不二男)に凄まれて、吉岡はうちは全く関係ない、朝吉が戻り次第すぐに松嶋組に行かせると答える。吉岡のあまりの情けなさに、貞吉は盃を返して、朝吉と二人で、吉岡組を出る。琴糸は、隣家の母親が一緒に逃げた後だったが、隣家の娘、お絹(中村玉緒)とお照(藤原礼子)が気に入り、一緒に飯でも食わないかと誘う二人。今から、勤め先の千日前の肉屋“くいだおれ"に出なければ行けないと聞いて、四人で出かけることに。
  しかし、松嶋組の連中が待ち伏せしている。顔を貸せと言われ、一人空地についていく朝吉。ドスを手にしている兄貴分の男に、懐手で、銃を突き付ける朝吉。さすがにピストルにはビビる兄貴分。ピストルを捨てるので、ドスを捨て、手下を帰らせろと言う朝吉。迫力負けした男が言われた通りにすると、男のドスを拾い上げて脅す朝吉。勿論ピストルは嘘で、着物の下の人差し指という子供騙し、しかし、朝吉の度胸は、並の男には通じないのだ。
   くいだおれで、4人で食事するうちに、貞吉はお照が、朝吉はお絹に惚れ、宝塚温泉に。お絹は、一生の妻にするという一筆を入れさせて、惚れた男に女を捧げた。お絹とお照に一旦家に帰すが、なかなか戻ってこない。二人が戻ってきて、大坂では大変なことが起きているという。松嶋組は、吉岡を半死半生の目に合わせ、またせっかく逃げながら、琴糸は朝吉を心配して、大阪に様子を見に来て、松嶋組に捕まって、瀬戸内海の因島に売られてしまったと言う。朝吉は琴糸を助け出しに行くと決めたが、ある程度纏まった金を作っていかないといけないが、手持ちはない。
   思案の末、朝吉は、有馬温泉に行き、筆屋を訪ねる。まだ、千代はそこにいた。帰ってきてくれたんだといいながら、金を作りに来たと聞いて、私がなんとかしようと言う千代。千代は神戸で行われる大規模なボンの世話役をするので、自分が合図を出すので、儲ければよいと言うのだ。イカサマは嫌いな朝吉だったが、背に腹は代えられず、千代の言う通りにすることに。纏まった金を持って、朝吉と貞吉は、因島に乗り込んだ。思案の末、朝吉は、有馬温泉に行き、筆屋を訪ねる。まだ、
千代はそこにいた。帰ってきてくれたんだといいながら、金を作りに来たと聞いて、私がなんとかしようと言う千代。千代は神戸で行われる大規模な花盆(?)の世話役をするので、自分が合図を出すので、儲ければよいと言うのだ。イカサマは嫌いな朝吉だったが、背に腹は代えられず、千代の言う通りにすることに。纏まった金を持って、朝吉と貞吉は、因島に乗り込んだ。
    土生の港に上がり、近くにいた男にいい旅館がないかと尋ねると、渡海屋がいいと言う。さっそく渡海屋の部屋に上がり、女中おしげ(阿井美千子)に声を掛ける。おしげは、身持ちも固く、遊ぶなら島内どこにもあるから行ってくればと言う。朝吉と貞吉は、遊廓を流して歩いた上、島からの脱出方法を考えるがよい知恵は浮かばない。宿に戻り、おしげの人柄を見込んで頭を下げ、女を助け出しに来たと告白する。遊廓を縄張りにするのはシルクハットの親分(永田靖)と呼ばれる男。島を脱出する船を頼める信頼おける人間として、おしげのおじである漁師(嵐三右ヱ門)を紹介してくれた。
   貞吉は、女郎屋の大和楼に、琴糸がいることを発見、琴糸には朝吉と二人で助けに乗り込んできたのだと伝え、琴糸を励ました。しかし、琴糸が、大和楼から外出出来るのは、明後日の縁日の日しかない。朝吉は、貞吉と同行していることを隠すため、島内のもう一人の実力者、造船所関係を牛耳る女親分の麻生イト(浪花千栄子)が経営する島内一の格式ある旅館麻生館に移った。
    縁日の日、貞吉と琴糸、朝吉とおしげの二組は歩き回り、途中おしげと琴糸は入れ替わった。裏道を抜け、漁師の家に出向くと、足を怪我している。代わりに漁師の妻が漕ぎ出したが、瀬戸内海途中で潮目が代わり、結局、朝吉らが乗った伝馬船は、因島に押し戻された。ままよと、琴糸を連れ朝吉は麻生館に戻る。シルクハットの親分と子分たちが、麻生館に乗り込んできた。多勢に無勢、取り囲まれる朝吉たち。しかし、朝吉は懐からピストルを出して、親分に迫る。 そこに麻生イトが現れ、シルクハットの親分に、ここがワイの宿と知ってはったら、あんまりな振る舞いやおへんかと迫り、この場は私に預からせてくれと言う。イトの迫力にシルクハットの親分も頷くしかない。
    手打ちの式を行い、琴糸はイトが預かることになった。シルクハットの親分たちが去った後、イトは、ワシは二千人から子分がいるさかい、シルクハットの何ちゃらみたいには甘うあらしまへんでと言う。このまま琴糸と別れるのはと言う朝吉に、イトは、一週間だけあんさんにやるさかい必ず戻してくるんやでと念を押した。
    大阪に琴糸を連れて戻る朝吉。くいだおれの店に行く。そこには、勿論お絹とお照がいる。無事で帰ってきてと涙ぐむお照とお絹。お絹は、琴糸に朝吉の妻ですと挨拶をする。切ない顔になる琴糸。お照と貞吉は、久しぶりの再会にすぐ消えた。琴糸は、今から一人で因島のイトの下に戻ると言う。朝吉は、あんな嫌な所に戻ることはないと言うが、お絹と別れることは出来ない。とりあえず、朝吉、お絹、琴糸と言う三人で京都見物に出掛ける。嵐山で、朝吉は、琴糸に東京へ行って幸せに暮らせと言い、独りで因島のイトの下に戻る。
    イトは、二人で逃げて戻らぬように因果を含めたつもりが、のこのこ一人で戻ってきた朝吉に、女だと思って舐めているのかと怒りに震える。どうにでもしてくれと言う朝吉を連れて海岸に行き、持っていたステッキで、朝吉を打ち据える。意地でも、その苦痛に耐える朝吉。容赦なく打ち続けながら、イトはあんたは大きな人間になって名を上げるだろうと言って、このステッキ付いてどこでも行けと子分たちを引き連れて帰っていく。朝吉は、ステッキをへし折り、なんぼ名前を上げる言うても、所詮悪名や。なんも嬉しくはないわい。とにかく琴糸は自由になったんや。ワイは勝ったんや。砂浜で横になり、空を見上げる朝吉。

    さすがに、大ヒットしてシリーズ化された第1弾。後期の、全国巡業スタイルになってしまい、小林旭の渡り鳥シリーズみたいになってからのものしか見ていなかった。それはそれで、B級プログラムピクチャーとして楽しんでいたのだが、第1弾は別物だ。朝吉と貞吉の男が男に惚れ、なおかつ、課長・島耕作のようにピンチになっても、女に助けられて、大逆転。負け知らずの男。かっこいいなあ。勝新太郎以外の男は、田宮二郎を除けば本当に情けない。

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