2008年12月5日金曜日

風邪ひいたかも。

   午前中、佐野眞一『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』読み始めると止まらない。
   池袋新文芸坐でマキノ雅弘監督生誕百年記念上映会。53年東宝『抱擁(343)』。
   あるクリスマスの夜雪子(山口淑子)が銀座の人混みをかき分けるように歩いている。車道に押し出されそうになった雪子をアイマスクをした男がたすける。雪子はその男に話しかけるが人違いだろう、俺は今逃げているところだと言って去る男。雪子は勤め先のバー山小屋に。中では、いつもの店の常連が雪子を待っていた。カストリ雑誌の原稿書きのナベさん(志村蕎)大企業の三代目の山岡(平田昭彦)広告代理店の三平(小泉博)絵描きのサボテン(堺左千夫)詩人のクロちゃん(山本廉)。カウンターに黒百合の一輪差しがある。雪子の為にクロちゃんが買ってきたのだ。礼を言う雪子。彼女は彼らのマドンナだ。三代目が絵画の修業にパリに行くので結婚して一緒に来てくれと言う。他のメンバーも手を挙げる。妻帯者のナベさんが選挙管理人になって選ぼうと言うことになる。
  雪子は、自分が雪の中に行き倒れだった女の子供で、雪女郎として一緒にいる人を不幸にするので、結婚は出来ないと言う。笑いとばす皆に自分の過去を語りだす雪子。バー山小屋のママの夫は画家で山中にアトリエを持っている。そこで雪子は、近くの技師の伸吉(三船敏郎)と親しくなった。ある時2人スキーで山を下ることになり滑っていると、伸吉が黒百合を見つける。雪子のために取ってこようとすると雪崩が起き伸吉は亡くなってしまったのだと。更にここに来る途中、伸吉に瓜二つの男に出会ったことを。数日後、詩人のクロちゃんは自殺する。
   一年後のクリスマス、雪子はクラブ歌手になっている。そこにナベさんがやってきて、みんなで探していたんだと言う。誘われて久し振りにバー山小屋へ行く。三代目は、雪子恋しさにパリ留学から直ぐに帰国してしまったらしい。みな、雪子が幸せになるには、彼と一緒になるのがいいと言う。躊躇いながら頷く雪子。盛り上がって、他のクラブに流れる。踊っていると、雪子は、去年のクリスマスに出会った伸吉と瓜二つの男と再会し、一緒に踊る。男は早川(三船敏郎)といい、同じ組織の人間たちから追われているらしい。雪子は三代目をはじめ常連たちに10分だけ早川と話してきていいかと聞く。頷くなべさん。しかし、早川は組織の男たち(宮口精二)に捕まっている。少しだけ二人で話をさせてくれと頼む雪子。踊っているうちに、早川は雪子に惚れたので、一緒に逃げようという。一瞬の隙をつき、クラブから逃げる二人。雪子から伸吉との話を聞き、二人で山奥のアトリエに行く。しかし警察の追跡は、すぐそこまで来ている。早川は、山荘に雪子を残して逃亡しようとするが、途中まで同行させてくれという雪子。
 二人で山を滑り降りる。しかし、警官たちのライフルは雪子を撃つ。雪子のもとに駆け寄り、早川は雪山に射撃する。激しい雪崩が二人を襲った。
   66年日活京都『日本侠客伝 血斗神田祭り(344)』。
   大正10年、出初め式が終わって、、神田一番組の新纏の新三(高倉健)や松吉(山本麒一)らが組に戻ってくると、関西弁の男竹五郎(藤山寛美)が一番組い入れてほしいとやってくる。銀次(里見浩太郎)は、自分の上半身に入った刺青を見せ、このくらいガマンをしないと駄目だと追い返す。
   それから新三は、出入りの呉服問屋澤清に新年の挨拶に出掛ける。伊勢参りから大旦那清兵衛(高松錦之助)が戻ってきて、出迎える若女将の花恵(藤純子)は、若旦那伸夫(小林勝彦)はいるかと聞かれ、外出していると答えると、前の芸者と旦那の関係ではないのだから、もっと厳しくしておくれと言われて眉を曇らす。花恵は新三に、伸夫が新年早々、店の権利書を持ち出して賭場に出掛け、借金も大分嵩んでいるのだと相談する。事実、伸夫は高利貸しの汐見(遠藤辰雄)に店や家の権利書を渡して借りた1万円で最後の勝負に出て取り戻そうとしていた。しかし、賭場を開いている大貫組の大貫猪三郎(天津敏)と汐見は裏で手を握っており、大貫の賭場でのイカサマで、澤清を乗っ取る腹だ。
   新三は、大貫組の賭場に乗り込み、イカサマを見破って、伸夫を連れ出す。伸夫に、なんで幼馴染の自分に相談しないのだと言うと、花恵が芸者時代に、新三と相思相愛だったことを持ち出す伸夫。
    多額な借金の話を、一番組の鳶の頭の竹田金六(河津清三郎)と小頭の鍛冶政(大木実)に相談する二人。金六と鍛冶政は、やくざに神田を思うようにさせないためにも、1万円という大金を工面しようと言う。金六の努力で信用金庫から金を工面できることになる。
   心を入れ直した伸夫の働きで、澤清の商いも順調に進む。大賑わいの店頭で、刺青を入れてようやく火消しになれた竹五郎が、何で店番をするのかと不満顔だ。松吉と銀次から、火事なんて毎日あるものではないし、万引きを捕まえることで、ご祝儀や飲食の世話になったりして、神田と共に生活するのだと教えられる。竹五郎は、新三、松吉、銀次を、岡場所に案内する。そこには、馴染みの女郎の初枝(中原早苗)がいる。竹五郎の懐具合を考えて、皆姿を消す。
  危機感を感じた汐見と大貫は、イカサマを見破られたお化粧為(楠本健二)に命じて、伸夫を殺させ澤清に火をつける。一番組や消防隊が駆け付けるが全焼する。
   悲嘆にくれる花恵たちに、警官たちは、借金も多い伸吉が自分で火をつけて自殺したという話もあるという。その場合、澤清は、保険金は下りず、店を畳むしか無くなることに。銀次(里見浩太郎)が燃える澤清に飛び込んだ時には既に伸夫は死んでいたが、丸焦げの死体では証明できない。とりあえず、借金だけ返して権利書を取り戻そうと新三が汐見のところに行くと、借金の期限は、1月末ではなく、21日だったという。借用書は伸夫とともに焼けており、死人に口なしだ。
   仇を討ちに殴り込みかねない新三や竹五郎たちを、おれたちはやくざではないと金六は止め、借金を供託して裁判を起こそうと言う。竹五郎は、年期が明けて求婚する初枝に、もう一度前借させて、訴訟費用に差し出す。渡世人の長次は、大貫に呼ばれ金六をやれと言われるが、汚いやりくちの大貫組は侠客の道に反しているのではないかと断る。大坂の淀半の代貸しだった長次は、親分の娘のおその(野際陽子)と出奔したが、おそのは胸を病んでいた。親分への義理立てで指一本触れず、とうはんと呼び続ける長次は筋目を通す侠客だ。神田の長屋に病をおして仕立て仕事に行き、倒れたおそのを親身に面倒をみてくれた一番組に恩義を感じている。
   いよいよ大貫は、手下に命じて金六を刺させる。通りかかった長次に、やった相手のことは自分の手下には教えるなと言う。一命をとりとめた金六だが、しばらく寝たきりだ、河岸一(内田朝雄)ら他の頭取たちが集まって、しばらく小頭鍛冶政に仕切れと言う。頭取たちからは、大貫組との揉め事をこれ以上大きくしないためにも澤清から手を引いたほうがいいのではないかという声も出たが、神田のためにも、組を辞めてでも手を引かないという新三に、加治政も、一番組としてやらせて欲しいと言う。
   裁判は、澤清に有利な方向で進んでいった。追い詰められた大貫は、大番頭の伊助(近藤宏)を拉致し、痛めつけて放火の犯人は若主人の伸夫だという証言書を書かせる。痛めつけた伊助を連れ、花恵と大旦那のもとへ行き、これ以上揉め事を避けたければ、姿を消せと言う。
   翌朝、澤清が夜逃げしていることに気が付く、一番組と長屋のものたち。澤清がいなければ、裁判は続けられない。探し歩く一番組。伊助の死体が、川に上がった。自殺したのだ。新三は、澤清の番頭扇吉(山城新伍)を見つける。その先には芸者にもどった花恵がいる。新三への想いを語る花恵に、澤清再建が大事だと説く新三。大旦那と花恵から裁判に関しての委任を取り付ける。
  長次のもとに、淀半の弟分のおぼろ安(長門裕之)が訪ねてくる。親分から、長次を刺すかおそのを連れ戻すかしろと命じられてきたのだ。長次は、おそのが重い病であること、親分に筋を通す為に夫婦にはなっていないこと、自分には、二人の大恩に報いるためにやらなければならないことがあると伝える。涙ながらに、大阪に帰っていくおその。
  竹五郎が、一番組に帰ってくると、花嫁姿の初枝がいる。頭取夫婦が、1年の年季奉公の話を知って、請け出してくれたのだ。祝言をあげる二人。
  大貫組は、花恵と扇吉を攫い、裁判を取り上げないと扇吉を殺すと花恵を脅す。その時、長次が単身大貫組に斬りこんでくる。扇吉を逃がし、大貫に迫るが、大貫の拳銃の前に、絶命する。新三も、一番組の法被を返して、鳶口ひとつを持って大貫組に、その頃、扇吉の話を聞いた鍛冶政は、一番組の
喧嘩だと皆に声をかける。竹五郎は半鐘を打ち鳴らす。他の組の火消したちも、大貫組に駆け付ける。新三は大貫を斬る。花恵に別れを告げて、大貫組を取り巻く火消したちに見送られて、警官隊のもとに向かう新三。
  何だか、朝の天気予報で今日は昼から天気が崩れて寒い一日と言われて厚着をして出かけると、生暖かい風が吹いて、雨は降るものの、そんなに寒い訳ではない。うっすら汗をかいていたりする内に何だか、風邪っぽくなる。博華で、試しにビール飲むと大丈夫で、途中から絶好調に。
偶然知ったホリエモンのブログに、あったyoutubeリンク。波平が殿山泰司、タマが小池朝雄なのが、最近の映画視聴習慣に合っていて、ちょっと壺に。

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