2008年9月22日月曜日

新宿、赤坂、六本木

昼に六本木 一丁目会社に行き、独身美人OLに惣菜4種、元同僚とフィッシュカレー新宿でハロワ認定日。 赤坂 メンクリ
六本木シネマートンで「台湾シネマコレクション2008」で『ウェスト・ゲートNo.6』。台湾の若者が日本の影響を受けているというより、東アジアに共通のカルチャーがあるんだな。プリクラゴスロリメイク、渋谷109系のファッション。原宿竹下通りと渋谷センター街の悪趣味コピーしたような、ゲーセン。日本的というより、アジア的な暑苦しいカオス。年寄りがしきりと携帯の写メ撮ったりそれを送ったりするのは、ソニーエリクソンのアジア戦略だろうが、携帯にプリクラ貼ったりするのは、若い奴は誰でも自然にやるもんかもしれない。原田真二風主人公と仲間たちの若者の街、台北西門での生活と、女友達の誘拐というちょっとしたサスペンス。堤幸彦監督の映画かドラマのようなテンポも彼からの影響というより、アジア若手監督に共通するトレンドなんだろう。渋谷に出て、シネマヴェーラで浅丘ルリ子2本。松竹斎藤耕一監督の日本映画初のオールハワイロケがウリのサスペンスの白い家』と日活渡り鳥シリーズの原型となった小林旭との『南国土佐を後にして』。
渚の~』何だか分かんない映画だったなあ。浅丘ルリ子のプロモーションビデオかイメージビデオのような映画。ストーリーも、ハワイも、他の役者も、彼女のための小道具。邪推すると、斎藤耕一監督が、JALから浅丘ルリ子でハワイツアーのCMの依頼を受けて、監督本人か代理店か、じゃあいっそのこと、ハワイを舞台に浅丘ルリ子主演で映画作って松竹に配給させて全国公開しましょうと話だけ膨らんだ感じ(笑)。音楽をかまやつひろしが担当、かまやつさんも、不法滞在の不良邦人役で出演。邦画冬の時代の78年製作、ロマンポルノの日活と暴力団実録ものの東映と違って松竹は寅さんしかなかったことを実感。大信田礼子と名高達郎、当時はあんな感じだったんだなあ。
   いやぁ『南国土佐を~』未見だったが、感動した!最近のベスト1かもしれない!!この大ヒットで、小林旭、浅丘ルリ子コンビで渡り鳥シリーズが作り続けられたことと、今まで見て来た渡り鳥シリーズがどんどん不思議なものに変化して行った訳を知った。無国籍映画を批判する訳では全くなく大好きだが・・・。さすが、原作川内康範。『おふくろさん』と『月光仮面』と日本の黒幕耳毛だけの人じゃなかった。ペギー葉山のヒット曲で企画された映画だろうが、歌もペギー葉山本人の使い方も最高にうまい。中村獅堂を三倍以上かっこよくさせた若き小林旭も、美人画が実体化したように目が大きく瞳に星が飛んでいる浅丘ルリ子も勿論だが、南田洋子中原早苗西村晃ら脇役もいい。1959年20年遡ると邦画の全盛時代だ。更に前科の為に仕事を捜して歩き回っても決まらないの姿に、年齢の為に再就職先が決まらない自分が重なって切ないこと切ないこと(苦笑)。帰宅途中南国土佐を後にしての歌がエンドレスに(笑)。しばらくパワープレイだな。少しテンション上がり過ぎたので、プチスーパー銭湯に寄って帰る

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