2009年12月26日土曜日

映画三昧

   京橋フィルムセンターで、生誕百年 映画女優 田中絹代
   62年文芸プロダクション/にんじんくらぶ田中絹代監督『お吟さま(731)』
   秀吉は、薩摩の島津を討つ前に、筑前竹田の?に駒を進めた。その陣中、石田三成(南原宏治)と前田玄以(千秋実)と比叡山の高僧?が話している。「これで太閤殿下による天下統一がなり、後の問題は吉利支丹、伴天連だけになりましたな」「この度の九州平定に、高山右近ら吉利支丹大名が参加していないことで、太閤殿下のお心も決まったと言うものだ。」
三成が、浜辺に出ると、千利休(中村鴈治郎)が茶を立てている。「朝の一服はさぞやのものであろう。利休どの茶を所望したいのだが…」「ところで、利休殿の娘のお吟さま、松永禅正殿の忘れ形見と伺っているが、ちょっと縁談がありましてな。養い親として可愛がってお育てのお吟殿、さぞや手放したくらないと思うが、ぜひにとの方から相談を受けましてな」
    堺の利休の屋敷。淀川沿いの船着き場に、小舟が着く。下女宇乃(富士真奈美)が吟(有馬稲子)の部屋に駆け込んで来る。「右近さまが、お見えになりました。」吟の顔が喜びに輝く。「まだ、お支度をされていないのですね。早くお支度下さいませ。」唇に紅を引く吟。高山右近(仲代達矢)を出迎える母りき(高峰三枝子)と弟の予吉郎(田村正和)

   池袋新文芸坐で、シネマカーテンコール2009
    クリスティン・ジェフズ監督『サンシャイン・クリーニング(732)』
   停めた車の運転席で、神経質そうに口臭スプレーを使う男がいる。ダッシュボードから銃弾を取り出し、ワイシャツの胸ポケットに入れる。大きく広いアウトドアショップに入る男。店員に「20口径のショットガンをくれ。強力なやつがいいな」「12口径?20口径?」「20口径」「これどうですか?」男に手渡す店員。銃弾を込め、自分の下顎にあて、引鉄を引く男。現場検証をしている警察関係者。 
   ピンク色のボロシャツの制服を着て、部屋を掃除しているローズ・ロウコスキー(エイミー・アダムス)。父親のジョー(アラン・アーキン)がノラ(エミリー・ブラント)に「店から電話だ。早く起きなさい!」やっと起きてレストランに行くものの、お盆をひっくり返して、フライドポテトを豪快に床にぶちまける。女主人は、遅刻してきた上に全く使えないノラに堪忍袋の緒が切れてクビだと叫ぶ。

    ガーボル・ロボニ監督『人生に乾杯!(733)』


   うーむ、いいなあ、81才と70才の老夫婦。

    神保町シアターで、女優・高峰秀子
    52年スタヂオ・エイトプロ五所平之助監督『朝の波紋(734)』
    有楽町から銀座方向に進み、日劇手前を左折するカメラ。
    アメリカ銀行、米人のマネージャーに流暢な英語で商談をする瀧本篤子(高峰秀子)。三光商事に戻ってきた篤子に、「やっぱり駄目だったか」と営業部長の久富(斎藤達雄)。 「OKしてくれました」「三光商事の信用ですよ」「しかし僕や久富くんが何度通っても駄目だったんだから瀧本くんの腕だよ」と社長の向井(清水将夫)。「来週のアメリカ出張の書類纏めておいてくれよ」「出来ています。」篤子は三光商事の社長秘書だが、小さい会社なので、直接商談することも多い。古株の社員(加藤嘉)が「瀧本くんも、アメリカ出張に行くのか?!」と同僚に尋ね「そんな訳ないじゃないですか、社長だけですよ」と言われている。
篤子が帰り支度をしていると、同僚の梶五郎(岡田英次)が「アコちゃん!もう帰るのかい?」「梶さんのとこ大変そうね」「アメリカへの電報一本だけお願いしてもいいかい」「お安い御用よ」
   篤子が六本木のバス停から歩いている。まだ焼け野原で、広々としている六本木。焼け残ったらしい家、瀧本篤三と表札が掛かった門をくぐると、門の脇に雑種のペケが繋がれていて、頭から毛布を被った男が、しきりと「ううーっ!お化けだぞう」とうなり声を上げている。ペケはキョトンとして尻尾を振っている。「健一!出て来いよ」と毛布を被った男。健一(岡本克政)が出て来て篤子に気付き「お姉さん!お帰りなさい」「健ちゃんただいま!どうしたの?」「」ペケが全然吠えないので、いのさんに脅かして貰っていたんだ」
そこに犬を背負った篤子の母綾子(瀧花久子)が帰って来た。毛布を被っていた男(池部良)は、「二つともお宅の犬ですか」「ペケは僕の犬なんだ」と健一。「ペケ散歩に行こう」と男が連れて行くのを見て、綾子「あの方は?」「健ちゃんの親友ですって」
   毛布の男、いのさんこと伊能田二平太「なあ、健ちゃん!あの人君の姉さんか?」「親戚だよ。僕のお父さんは戦死して、お母さんは、箱根の旅館で事務の仕事をやっているんだ。今の家には居候なんだ」

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