銀座シネパトスで、「日本映画レトロスペクティブーPART.6ー」~喜劇 みんなで笑い初め!~。
61年東京映画久松静児監督『喜劇 駅前団地(720)』
東京駅丸の内~中央線と山手線~新宿駅西口~小田急線~多摩川を渡った先に、団地が出来ている。洗濯屋の九作(坂本九)が自転車に乗って警報機が鳴っている踏切を渡る。太った山上巡査(千葉信男)が笛を吹いて九作を叱る。
野呂仙吉(立岡光)戸倉金太郎(森繁久彌)戸倉銀之助(左卜全)戸倉桂一(二木まこと)権田孫作(伴淳三郎)権田かめ(森光子)権田一郎(久保賢)権田正夫(岩城亨)権田つる子(佐藤まき子)桜井平太(フランキー堺)小松原玉代(淡島千景)小松原克子(吉川満子)九作(坂本九)桃子(黛ひかる→黛光)豆子(小桜京子)怜子(麻生鮎子)みどり(渋沢詩子)君江(淡路恵子)荒岩虎吉(松本染升)魚清(織田政雄)根岸トミ(川内まり子)付添看護婦(塚田美子)明子(山崎明子)荒岩組運転手(中原成男)一郎の友人(佐藤紘、秋山由紀雄、富田友重、加藤三好、小沢直好)土地ブローカー(田辺元)地主(サトウ・サブロー)
58年東宝豊田四郎監督『喜劇 駅前旅館(721)』
上野駅前の旅館の朝は戦場のようだ。万年大学生なので万年と呼ばれている?(フランキー堺)は、修学旅行の男子高校生をはとバスに載せる。一人の学生が靴が盗まれたと騒いでいる。1500円も出して買ったばかりだと言うのだ。
柊元旅館番頭生野次平(森繁久彌)柊元旅館女将お浜(草笛光子)主人三治(森川信)中番(藤木悠)添乗員小山欣一(フランキー堺)女中お京(三井美奈)お松(都家かつ江)紡績所長山田(谷晃)於菊(淡路恵子)水無瀬ホテル番頭高沢(伴淳三郎)春木屋番頭(多々良純)杉田屋番頭(若宮忠三郎)辰巳屋女将(淡島千景)辰巳屋小女(小桜京子)四国男子高校広見先生(藤村有弘)東北女高(若水ヤエ子)カッパのボス株(山茶花究)カッパたち(大村千吉、西条悦朗、堺左千夫、水島直哉)
関西女子高校相田先生(左卜全)山田紡績保健の先生(浪花千栄子)芸者(三田照子)
角川シネマ新宿で、大雷蔵祭。
63年大映京都三隅研次監督『新撰組始末記(722)』
京都三条橋下の河原に晒し首がある。「町人にも関わらず、奸賊として斬った」と新撰組の名前の立て看が添えられている。橋の上の野次馬たちの中に、毛利志満(藤村志保)の姿がある。
志満は想い人の山崎蒸(市川雷蔵)が新撰組に入隊すると言うので、問い掛ける。「わかりません。あなたが新撰組に入ろうと言うお気持ちが…。街の人々は、壬生狼!壬生狼!と餓えた狼のように呼ぶ人殺し集団です。あなたは、人を殺したいのですか?」「いや私を殺さないためだ…。」
二人の侍が斬り合っていた。一人は新撰組のようだ。勤皇志士(堀北幸夫)を倒したものの自分も深手を負った隊士の森平八(浜田雄史)に、助からないだろうから介錯しようかと申し出た山崎を前に、見苦しく、死にたくないと泣き喚いて這いずり周った。武士の情けと介錯する山崎。
島原の遊廓に、新撰組の幹部たちが集まっていた。酔った局長の芹澤鴨(田崎潤)は、深雪太夫(近藤美恵子)を階段から突き落とした。抜刀しかねない芹澤を止め頭を下げる副局長の近藤勇(城健三郎→若山富三郎)「貴様!!どん百姓の出の癖に局長の芹澤に意見するのか!?」既に新撰組は、新見錦(須賀不二男)平山五郎(千葉敏郎)ら水戸藩脱藩組の芹澤派と土方歳三(天知茂)沖田総司(松本錦四郎)らの近藤勇のグループに分かれていた。その陰湿なやりとりを目撃してしまった山崎は、芹澤に隊士の森平八の最期に立ち会い、局長に遺髪を渡してくれと預かったと申し出るが、酔った芹澤は取り合わなかった。
しかし、近藤は、山崎の労を労い、局長の言う通り、自分は武州の百姓の出で、侍になりたいばかりに、天然理心流の道場で、剣術で身を立てようと夢中になったのだと言う。森平八の最期は武士だったかと尋ねる近藤、武士として立派な最期だったと嘘を言う山崎に、近藤は、百姓上がりだからこそ、自分は武士らしくということに拘りすぎるきらいがある、森はそんなに立派な武士ではなかったが、そんな森を庇ってくれてありがとうと言う。山崎は、腑抜けが立派に死ぬこともある、百姓が武士らしく死ぬこともあるようにと答える。近藤は豪快に笑い、これは私のお株を取られた、いつも私は言っているのだ、武士は形ではない、心意気だと。この幕末で武士として生きる意義を苦悩していた山崎は、近藤を好きになった。
山崎は志満に言う。「武士とは心意気だと、近藤さんは言った。俺は、あのように澄んだ目を初めて見た。このままでは俺は駄目だ。志満さんは女ながら医術という人の命を救う仕事がある。生きる道がある。俺には剣しかないんだ」「捨てて欲しゅうございます・・・」
谷三十郎(小林勝彦)楠小十郎(成田純一郎)大津彦平(高見国一)山南敬助(伊達三郎)原田左之助(堂本寛)広沢富次郎(香川良介)正木道順(荒木忍)宮部鼎蔵(石黒達也)永倉新八(木村玄)大石鍬次郎(薮内武司)佐伯鞆彦(大林一夫)松原忠司(志賀明)北添佶麿(舟木洋一)吉由稔麿(水原浩一)内田正次郎(南条新太郎)古高俊太郎(島田竜三)岡本久蔵(丹羽又三郎)杉山松助(中村豊)佐伯亦三郎(矢島陽太郎)池田屋惣兵衛(寺島雄作)会津隊長(嵐三右衛門)浪人(岩田正、沖時男、越川一、小南明)居酒屋幸助(石原須磨男)角屋徳衛門(玉置一恵)写真師(山岡鋭二郎)藤堂平助(千石泰三)お梅(勝原礼子)桔梗屋小栄(毛利郁子)相撲取り(谷口昇)六部(佐山竜一郎)絵草紙屋の娘(高森チズ子)茶屋の女中(三星富美子)柏屋の女中(小柳圭子)婆や(小松みどり)
なぜかゴマ和えが作りたくなり、東急ハンズで、擂り粉木を買い、角川シネマ新宿に戻り、
65年大映京都田中徳三監督『赤い手裏剣(723)』
伊吹新之介(市川木村玄雷蔵)瀬戸物屋の親爺(西川ヒノデ)お雪(小林千登勢)馬方(福井隆次)千波(春川ますみ)北風の政(南原宏治)絹屋源兵衛(須賀不二男)絹屋の女房(谷口和子)九兵樹(水原浩一)文造(伊達三郎)炭屋松次郎(吉田義夫)仏の勘造(山形勲)佐助(木村玄)常五郎(南条新太郎)
喜三郎(尾上栄五郎)ドブ天(堀北幸夫)権六(越川一)カッパ松(沖時男)お春(若杉曜子)仏一家の中盆(志賀明)三太(小南明)ムク八(山岡鋭二郎)梅吉(西岡弘善)竹(花村秀樹)「月の井」の若い衆(伊東義高)住民A(藤川準)
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