朝起きると、かなり片付けて頂いていたので、分別の手直しだけで済む。本を読み始めると、二度寝。
午後は体験入学の講師。生徒3人、付き添い父母一組。昨日騒ぎ過ぎたのか、途中で喉が枯れる。
新文芸坐にて、気になる日本映画たち。
羽田澄子監督『嗚呼 満蒙開拓団(667)』
昭和二十年、敗戦の1、2ヵ月前にも、日本各地から満州、蒙古の開拓団は続々、ソ連国境近くに送り込まれていた。文字通り、日本からの荷物を解く間もなく、8月6日のソ連参戦を前に男たちは、国境警備の為、関東軍に召集され、女子供老人しかいない開拓団は、与えられたと思っていた開墾地が中国人から収奪されたものとも知らず、憎悪の中国人から財産を奪われ、守ってくれる筈の関東軍は、家族も伴い、転戦と言う名の、いち早い逃亡。ソ連軍の攻撃と、食糧の欠乏、山岳部や河川を一目を避けての逃走中、続々死んでいった。
想田和弘監督『精神(668)』
岡山にあるコーラル岡山と言う山本和宏院長の精神科には、今日も沢山の患者が訪れる。自立支援会社?や施設、ショートステイ施設。躁鬱病、統合失調症、強度の鬱病。想田監督が、取材協力に答えてくれた一部の患者たちへの観察は、今のマスメディアの報道での、「」付きの匿名の「精神障害者」や、モザイクを掛けられた凶悪犯罪者の責任能力の断罪などが、単なる偽善でしかないことを明らかにする。
渋谷シアターイメージフォーラムで上映中気になりながら見逃していた。凄いな。NYを本拠地としている想田監督だからか、我々日本常識の歪さを鮮明にする。
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