昼間は久しぶりに日差しが出る。気持ちいい。洗濯して、魚定食屋で昼食べて、近所で買物。新宿のジュンク堂で本を仕入れて、KIT虎ノ門大学院セミナー最終日。
今日のテーマは演劇。ブロードウェイミュージカルを頂点として、多くの大学から大学院まで演劇に関する講座があり、演技論からマネージメントビジネスまで実践的な授業が行われている。また、各地方都市にNPOが運営する劇場があり、裾野の広さが頂点を支えている。日本にだって地方劇団がと思い色々思いを巡らせてみても、ハコ物行政で作られた空っぽの箱があるだけだ。文化人やハイソサエティが、芸術を理解できない人間に施すものは、エンターテイメントではない。芸術と大衆文化という垣根さえない。この五日間は考えさせられたな。エンタテインメント・ビジネス。金儲けの手段と言い切ることには抵抗感が強いが、グラスルーツを耕すためには、指導者と資金が必須だ。それを提供するのが、王侯貴族しかいないということは、あまりに絶望的だ。王侯貴族かビル・ゲイツか、芸術の神でもない自分には望みようがない。チャップリンだかエジソンが言った「この人生は、どんなにつらくとも生きるに値する。 そのためには三つのことが必要だ。それは、勇気と、希望と、いくらかのお金だ」という意味の少しのお金が必要だ。(こんなことを、吝(しわい)屋のエジソンが言う訳ないな)。
修了証書授与式を兼ねた懇親会があり、金沢工業大学の学長から手渡しされる。懇親会で、色々な人から『アロハ姿の怪しい人で気になっていました。どちらの方ですか』と声を掛けられるが、どちらの人でもない・・・。ただの怪しい失業者です。と言いながら、今更ながら、社会では所属が大事だと確認する。○○さんは、変人だけど、どこそこの何の人というのと、あの変わった人は、無職の人というのでは、職質の末確保されてもしょうがないと自分でも思う。同居人が、痴漢とか買春とかしないでくれというのも気持は分かるが、誰でも知っているどこそこ会社の部長が、酔って帰る途中に痴漢して逮捕というほうがニュース性はあると思う(苦笑)。
雷鳴轟く中帰宅して、テレビを点けると「打撃少女ルリ」をやっている。「忍者パパ」の山本康人が原作。山本康人のタッチと、表情の乏しい菊川玲とすごく合うなあ。ナイス・キャスティングというか、菊川玲主役のドラマによくぞ見つけたな!!と思ったら、菊川玲の母親役が石野眞子なので、少しショックを受ける。自分の娘だったのか、菊川玲。妻が石野眞子で、娘が菊川玲な家庭。その家のパパって、普通の人間では務まらない気がする。父親が升毅という微妙に昼ドラ臭のする人。この人、こんな力強い名前だったんだな(笑)。主題歌。GLAY!!この枠の主題歌?そこまで安売りか?と突っ込み処満載。
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