2008年8月23日土曜日

川島秀雄&溝口健二

   阿佐ヶ谷ラピュタ川島雄三監督『幕末太陽傳』。大学生以来だから30年振り近くなるが、今の方が楽しめるなあ。勿論 左幸子と南田洋子の女郎同士の大喧嘩と、大工の親父の借金の肩に女郎屋で下働きさせられ、更に女郎に売り飛ばされそうになる芦川いずみの可憐さは最高だ。石原裕次郎、小林旭、二谷英明など日活オールスター総出演。勿論フランキー堺の快演。日本の映画界が最も才能とエネルギーに溢れていた時期ならではの名作だ。続けて溝口健二監督の『祇園の姉妹』。1936年(昭和11年)の京都祇園の人々と情景。変わったもの、変わっていないもの。変わって欲しくないもの。

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