2008年8月3日日曜日

歯には目を。

  昼は同居人と地元の蕎麦屋、鞍馬。やっぱり美味い。つまみがないので、ちょうどいいと思ったが、ビールやら日本酒やら、調子に乗ってしまう。ほろ酔い加減で阿佐ヶ谷に出て、ラピュタの京都映画特集で、中島貞夫の『狂った野獣』。やっぱり面白い。大学生以来、意外と覚えているものだ。主演の渡瀬恒彦、脇役も、室田日出夫、川谷拓三、志賀勝、今ではやれないような公道でのカーアクション凄い。1976年製作、既に邦画がどん底な中でも、面白い映画作りに撮影所は熱い、熱い。企画として、メタル侍でとてもお世話になった東映京都撮影所長のクレジットがあり、感慨深い。
  映画まで少し時間があったので、前から気になっていた阿佐ヶ谷の眼鏡屋で、二つ目の遠近両用作る。気に入ったフレーム見つけたのだが、しまった!高い。犬歯が抜けてしまっているのを、あと半年経たないと新しい歯に保険はきかないと言われているので、保険外で、歯を入れるか、いっそインプラントにするかと悩んでいたが、その目は完全になくなった。歯より目を、ということか。悩み解消。
  その後、渋谷で散髪して、シネマライズで『闇の子供たち』観るつもりが、ソールドアウト。松竹セントラルで『カンフーパンダ』。どうも動物のデフォルメが、ディズニー的でない、つまり手塚治虫的でないので、日本人のキャラクター感というより自分か、自分のキャラクター感と違和感があって触手が伸びなかった。しかし、観ているうちに、これも『崖の上のポニョ』と同じように、児童の気持ちで楽しめばいいのだと思い直すと、勇気と信頼を忘れなければ、夢は開けるというあまりに簡単なメッセージと、最後には龍の戦士としてヒーローになるという太ってだらしないパンダの主人公の体型が自分を見ているようで、自己投影。映画館を出るときには、自分がカンフーマスターになった気分。しかし、声の出演、ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュー、ジャッキー・チェン・・・・。日本語吹替版を観ているわけではないが、アメリカのアニメの吹替えと日本の吹替えの声の高さと1オクターブ低いのではないか(笑)。特に、アンジェリーナ虎とルーシー蛇。中2男子メンタリティの自分からすると、大人の女の人という感じ(笑)。喋り方も、理性的。アメリカのアニメが日本に入ってきたとき、ディズニーの劇場アニメーション映画と、カートゥーン(まあ、これも吹替えだったか)とかなり乱暴に決め付けると、日本のアニメは、テレビアニメとして浸透したので、カートゥーンアニメーションから、子供向き、幼児向きな方向に行き、その当時の子供が大きくなってもアニメを見続け、テレビの倫理規定も緩いことで、大人子供(子供大人でもどっちでもいいけど)のオタクのためのエンターテイメント的進化をし、テレビの規制の大きいアメリカは、子供だけで観るテレビアニメーションとしてのカートゥーンと、大人が子供を連れて劇場に行く習慣の強いアメリカならではの大人も楽しめるエンターテイメントとしての劇場アニメーションとに分かれていった。なんて、思いつきで書いてしまうと安直なので、押井守の『スカイクロウ』を観た上で、改めて考えてみようっと。

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