2008年7月19日土曜日

土用の鰻と名付けたのが本当に平賀源内ならやっぱりすごいなあ。

 昼は同居人と近所の鰻屋へ。偽装で騒ぎになっているが、日本の食料自給率を考えたら、本来日本の食事は、これだけ安い価格で供給される訳はない。人件費という名のコストを我々に負担できるのか、つまり、国内の農業、漁業、酪農、それぞれ手間だけ人件費をかけることに腹を括れるのか。海外の安い人件費を搾取し続けられるのか。考え事するにも、エネルギーは要る。うな重うまいなあ。
 新宿に出て歌舞伎町で『ホットファズ』と『クライマーズ・ハイ』観る。どっちも面白かったなあ。『ホットファズ』は、馬鹿警察映画かと思ったら、なんのなんの本が面白いし、スピード感あって最高だった。それなりにお客さんも入っていて、上目線な言い方も嫌だけど、ただでテレビドラマ観るより映画館には面白いものが沢山ある!!!と強く言いたいなあ。『クライマーズハイ』も、JAL御巣鷹山の事故に出合った地元地方紙の話。新聞社編集局を中心に、登場人物のキャラクターが丁寧に書かれていて、力強い映画だった。事件の真相や、主人公悠木と家族、山仲間の死など、かなり多くの周辺のエピソードを盛り込みながら、一つのドラマとして成立している。役者を有名芸能人としてキャスティングしている、ある意味スターシステムというようなテレビドラマや関連映画を、全て否定する訳ではないが、この映画の中では、堤真一、堺雅人は、悠木、佐山として存在しているのだ。知らなかった人生を追体験することができるのも、映画の醍醐味の一つだ。S亭で、ポテサラとビール。

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