赤坂のメンタルクリニック。
新宿ピカデリーで、夏休み映画2本立て。
米林宏昌監督『借りぐらしのアリエッティ(115)』
翔(神木隆之介)は、おばあさんの妹貞子(竹下景子)の運転する車に乗って郊外の洋館にやってきた。翔は12才、生まれついて心臓が弱く、近々大手術を受けることになっていた。両親は離婚し、親権を取った母親は仕事が忙しく海外に行っている。
車を降りた翔は、大きく太ったネコが、赤紫蘇の株にしきりと挑みかかっているのを見掛ける。大きなカラスが飛んできて猫に舞い降りて突いたので、猫は植え込みに逃げて行った。その時、赤紫蘇の株から小人の少女が根元に滑り落ちたのを見た。
翔が貞子に呼ばれて屋敷に入って行くのを確かめて、小人の少女は屋敷の軒下に入って行った。少女はもうすぐ14歳になるアリエッティ(志田未来)。床下の通風孔の鉄柵に、先ほどの猫が来て、思い切り前足を振り回したが、届かなかった。
アリエティが自分の部屋に窓から入ると、母親のホミリー(大竹しのぶ)が入って来た。「あなた、また外に出たの?危ないじゃないの」「大丈夫よ。部屋に飾るために採ってきたのよ」「何だか私には散らかっているようにしか見えないけれど」「はい!!これ、誕生日プレゼントのつもりだったけど、ばれちゃったからあげるわ」とミントの葉をホミリーに手渡した。
屋敷には、女中のハル(樹木希林)が一人で守っている。貞子は、体力が落ちている翔を、手術までこの静かな場所で過ごさせようと考えたのだ。
夜になり、父親のポッド(三浦友和)が帰って来た。「屋敷に子供が増えたようだな」「ええ、見掛けたわ。勿論、見られていないわ」その話を聞いたホミリーは心配のあまり気絶しそうになる。「しばらく様子を見よう」というポッドに、「今日は借りに連れて行ってくれるんでしょう」とアリエッティ。「不安だから、延ばした方が・・・」と心配するホミリーに、「我々に何かあったら、アリエティは一人で生きて行かなければならないんだから」と説得するポッド。心配しながらも、大きな赤紫蘇の葉一枚で、お砂糖があれば、紫蘇ジュースを作れるので、角砂糖と、ティッシュペーパーを借りてきてというホミリー。
豆電球で足許を照らすポッドと、洋館の壁の裏側に梯子のように張り巡らされた釘を登り、ウインチで引き揚げられ、台所まで辿り着く。途中、恐ろしい鼠の目が光り、アリエッティが初めて借った待ち針で戦うわと言うと、ポッドは戦わずに済めばその方がいいと自重を説いた。人間の台所は巨大で、初めて見るアリエッティには途方もないものだった。角砂糖を一つアリエッティは鞄に納めた。
次は、ティッシュペーパーだ。2階の寝室には、精巧に出来たドールハウスがあった。家具、食器、素晴らしいものばかりだったが、「ここの物を借りると、直ぐにばれてしまうので、絶対やってはいけない」と注意をするポッド。二人で、ベッドサイドにあるティッシュボックスから1枚抜きだそうとしていた時に、アリエティは眠っている筈の少年の目が明いていて自分たちを見ていることに気がつく。慌てた拍子に角砂糖を落としてしまった。落ち込むアリエッティに、自分の調査不足だ、暫く様子を見よう、お母さんは心配するから黙っていようと言うポッド。
94分。最近の冗長な邦画に比べて、すっきりしていていい。
本広克行監督『踊る大走査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(116)』× ⇒ 『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(116)』○
本部長がいらっしゃいますという予告があり、青島俊作(織田裕二)が入って来る。「本部長お願いいたします」「
しまった。今(7月22日)気がついたが、大走査線だった。まあいいか(苦笑)。
午前中の炎天下と、午後の映画館の冷房により、何だか絶不調に。二日間で疲れ果てたということか。twitterで新宿吞み会のお誘いあるも駄目だ。2時間ほど寝たら、少し復活して、夏野菜とシーフードカレー作る。夏はカレーだなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿