2009年9月20日日曜日

成瀬巳喜男の昭和30年代。

   今日は、午前中に高校の文化祭で、後輩たちの演奏があるので行こうと、Yと約束していたのだが、朝早く目が覚め、部屋の掃除を始め、頭をバリカンで刈り、風呂に入って、朝飯を食べ、洗濯物を干したら、なかなかのいい天気。うとうとしていたら、気がついたら、もう始まる時間に、すまんY。今度奢る。
   溜まった本を読む。晴耕雨読でもなく、こんないい天気を無駄にしている気がする。片岡義男の「映画の中の昭和30年代」がいい。成瀬巳喜男の映画作品を分析する中で、昭和の光景を切り取って行く。成瀬巳喜男の映画は寡黙なだけに、ファンは語り始めると饒舌になってしまう。50代になってようやく、寡黙な映像から読み取れるものが分かり始めた自分には、いちいち頷けるものの、言うのも野暮じゃないかと突っ込みたくなってしまう。勝ち負けではなく、成瀬の映画を語り始めると、止まらなくなるだけに、それは俺も思ったよと語り始めたくなるのだ。
   夕方買い物に出て、博華で、餃子とビール。

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