2008年10月2日木曜日

昭和30年代の格差社会に逆戻り

  午前中は大門の睡眠障害医。新宿伊勢丹とジュンク堂に寄り、
  神保町シアターで58年松竹大船大庭秀雄監督『黒い花粉(173)』。有馬稲子奔放な性格の重役令嬢役。父親(笠智衆)の秘書の鉄道自殺の現場で、目撃した普通のサラリーマン佐田啓二)と出会う。は心中未遂を起こした社員の後始末で熱海に向かう途中だった。50年前日本は大変な格差社会だった。高度成長により国民総生産が増え一気に縮まって総中流だと騙されていた(笑)。ただ、グローバル化の中で、結局格差があることに思い知らされ始めている。世界中で富の再分配が行われたら、世界の一部の大金持ちと、膨大な数の貧しい人間に二分され、結局、大金持ちのサーバントとしておこぼれを頂戴する人間と生きていけないような弱者がほとんどを占めるのか。南北問題、民族問題、人種問題、国内問題を飛び越えて、新しい革命的思想や運動が起きるのか。一気に人類地球の生存の危機が訪れるのか。映画は、終盤登場人物達が皆、坂道転げ落ちる ように不幸になっていく。それまでの中弛みで不覚にも寝るが、結局、父親が部下の不正で死を選んだことで、目が覚めた令嬢は、ごく普通のサラリーマンとの平凡な生活を選ぶという、何だか昔話のような結末に。 そんなことより、これからの生活や格差社会について考える50歳の失業者なのであった。でも有馬稲子はいいなあ。
   永田町海運ホールでAMNという会社のマーケティングセミナー。アサヒビールとソニーマーケティングのWEB関連部門の話面白かった。それ以上に気になったのは、WEB関連の代理店や企業担当者だけでなく有力ブロガーが来ているからなのか、コンフィデンシャルな筈のパワーポイントをデジカメや携帯でパシャパシャ。フラッシュ焚く奴まで。こういうもんなのかー。
   夜、元会社の九州エリアのプロモーションスタッフNさんが明日からの会議に前乗りしているということなので、元同僚Kと三人で赤坂で飲む。ちょっと愚痴っぽくなってしまったかなあ。

0 件のコメント: