朝惣菜三品作り。独身美人OLに差し入れ元同僚とフィッシュで豆カレー。
神保町シアターで61年松竹渋谷實監督『もず』松山から上京した美容師の娘(有馬稲子)が、小料理屋で酌婦をする母(淡島千景)のもとに20年振りに現れる。父親が戦死すると資産家である祖父母は、母を追い出し、娘に婿を取らせたが、その結婚は失敗していた。待望の母子二人の生活は、互いの気持ちとは裏腹に、感情がすれ違い激しい喧嘩ばかりしている。有馬、淡島母子だけでなく、乙羽信子、山田五十鈴、桜むつ子、清川虹子、高橋とよ、ら女優陣が本当に素晴らしい。どんな脇役でも、市井に暮らす女たちの生き生きとした役柄を演じきっている。日本映画の最盛期の松竹映画、本当にすごかったんだなあ。今昔を感じて切ない。
ということで敢えて、新宿シネマートで『ロックンロール☆ダイエット』(苦笑)。メンズデーで男1000円で客男三人(失笑)。神保町シアター、渋谷シネマヴェーラ、阿佐ヶ谷ラピュタでの旧作上映の老人たちの行列、映画業界人!ホントに考えた方がいいんじゃないのか。飲みながら考えたような映画を、捻りもなく作りやがって!ヘビー・メタボリックという誰でも思いつくようなオヤジギャグしかない企画。上映前にリピートされる嶋大輔のフラットしっぱなしの主題歌も酷いが、考えてみれば、嶋大輔もこんな仕事は可哀想。それ以上に、ウガンダ・トラさん、これが遺作だとすると悲し過ぎ。体調悪い時にこんな現場で色々やらさせられたことが死期を早めたんじゃないかと邪推さえする。同じデブとして、デブを笑い物にすることは気にならないが(本心ですよ)、音楽に、というかロックにこだわりもリスペクトもない音楽映画は許せないというか、あり得ない。今年酷い映画も随分観てきたつもりだが、ダントツに最高ラジー賞早々と当確。原作あるとは信じられないが、お前が書いたのはこんなツマラナいものだったのか?中丸謙一朗!! 女の子(長澤奈央、波瑠(はる) &紗綾(さあや) )だけちょっと可愛いのが、インディーズ映画とも違って更に痛い。彼女たちのプロフィールに入れるのは可哀そう。このプロデューサー、映画の中に出てくるインチキ音楽プロデューサーと同レベルだ!製作委員会参加各社と監督と原作者に、出口満足度調査したかったな。 さらにオフィシャルHPのURLは、デブロック?!!(失笑)
西荻S亭でポテサラとビールでクールダウン。
0 件のコメント:
コメントを投稿