2008年7月28日月曜日

山谷ブルース

  朝から大門の歯科。差し歯が抜けてしまい、取って置いた筈が無くしてしまったのだ。2年経たないと保険が利かないと言われてショック。インプラントの金額を聞いて更にダメージ。
 歩いて六本木一丁目まで、元会社同僚とフィッシュで豆カレー。認定日なので新宿職安。
 それから渋谷にでて散髪後、シネクイントで『テネイシャスD~運命のピックを探せ~』シアターNで『ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一髪』。どちらも、中2男子感覚満載の馬鹿映画。本当に下らねーなー(笑)。特に『ギララの逆襲』製作委員会、製作委員会方式(笑)。各社の社判押した契約書あるんだな(苦笑)。一分に一回突っ込みたいが、何を突っ込んでもネタバレしそうなので書くのは我慢するが、一つずつだけ。JBの子役が本当にそっくりなのと、加藤夏希の熱演が少し痛くて逆に萌。変な娘だなあ。ギララに関してもう一つだけ、サミットG8の日本の首相がイベシンゾウ。辞任したのは、いや投げ出したのはいつだったかと少し考える。辞めていなければ、どうなっていたかと考えると、明日のことは本当に分からない世の中。1年前は大昔。
 それからダッシュで、恵比寿アートカフェフレンズへ。40周年だという岡林信康絵画展初日特別ライブ。40年近くのファンといえば大ファンだが、ご本人はお見かけしたことは何度かあるものの、生歌を聴くのは生まれて初めてだ。なんせ1番大好きだったのは中学1、2年生だった。当時、勝手にカリスマに持ち上げておいて堕落したと罵倒するファンの気まぐれにすっかり嫌気がさして、京都だったか、滋賀だったかの山中に引きこもってしまっていて、ライブなんかなかった。それから随分たって復活した時は、エンヤトットの和ビートを提唱していて何だか触手が伸びなかったのだ。『チューリップのアップリケ』『山谷ブルース』『おいらいちぬけた』(歌うなんて!)から『26番目の月』『月の夜汽車』その後に作られた曲まで、ベテランの上方落語家のような飄々としたMCというか語りを交えて1時間半。途中で抜けて池袋に行く筈が、最後まで見てしまった。
  慌てて外に出て、池袋の映画館に問い合わせると、もう間に合わないと言われ、西荻に戻り、S亭で枝豆ビール。今日は自分と映画作り手の中2男子気分いっぱいだった。変わらない自分、変わった自分、進歩ない自分、変節した自分。元同僚から来たメールの根本的問い掛けもあり、飲みながら、あまり酔えず、いろいろと考える夜である。店のバイト娘がバイト期間が終わって、女友達と客として来店しているが、親父の酔っ払い客や若いバイト男子と盛り上がって、見事なくらい騒がしい。考え事をする時は、こうした喧騒も悪くないが、何で、男はみんな、若い馬鹿な娘を甘やかすんだ!!俺もそうだけど(苦笑)。西荻の飲み屋は、店主も趣味でやっている人が多いのか、どうも常連色の強い店が多いのが、何年住んでもどうも・・な感じだなあ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そう言えば、
東京に来て半年足らずの頃、
新宿とかのにぎやかな雑踏の中にいるほど、
-”独り”になれる-
感覚が、とても不思議だったのを
ふと思い出しました。