2008年5月5日月曜日

太っていても、痩せ我慢

  部屋を片付けようと思うが、会社から送った段ボール、半分ばらしてあったものの、残りばらすだけでも、とんでもない状況に。文庫だけで8箱、これとコミックだけでも、早めにブックオフ呼ぶか。
  他のハードカバーの分量はだいたい分かった途端、これ以上やる気が失せて、新宿に。歌舞伎町で、『少林少女』と『相棒』観る。『少林少女』は、CX本広映画はどうもダメなんだなあ。多分、CX的くすぐりが違和感感じてしまうのかもしれない。このあたり三谷幸喜映画も同様。サービス精神っていうのが苦手なのか、ひねくれていて身内受けに入れないことに嫉妬するんだろうか、たぶん両方だろうな(苦笑)。ただ、本広、三谷両監督映画に出ている女性は大好き。今回も、柴咲コウ、キティ・チャンは勿論、ラクロス少女、かなり小さい役の女の子まで、かなりかわいい(名前知りたくてパンフを買ってしまう)。贅沢だな。安上がりに作っていない。和泉聖治監督の『相棒』。邦画だよな。スケール大きくても、なぜかちょっと貧乏臭い。でも、宣伝だけでなく、細かいところまできちんと製作費をかけている。テレビ朝日開局50周年だけあって、かなり力入っている。現場の熱を感じるように、お約束的な役者でも、みんな存在感出している。久しぶりに西田敏行よかった。みんな西田敏行を西田敏行としてイージーに使い過ぎるんじゃないのか。(今テレビで毎朝ハマちゃん見るのは、ちょっときつい。盆と正月でいいんじゃないか。)水谷豊と二人の場面、くささを通り越して役者していた。CX映画と違って、テレ朝ネタがお約束になってないという部分(ひょっとして自分が知らないだけか?)と、対CXコンプレックスがバランスあっただけだろう。自己愛プライドと対CXコンプレックスが人一倍な某局は最低だ。凄い人間いるのに、嫉妬深い回りが潰し合う。勿体ない。クリエイティブな自分好きなんだよな。ともかく、『相棒』の出来と、お客さんの集まり具合は素直に嬉しい。最期に残った映画屋東映よ、永遠なれ。
  映画見終わって、時代小説読みながら飲む。その中に、『強い者は弱い、弱い者は強い。』という一文が、かって早川義夫のアルバムタイトで、座右の銘『かっこいいものはなんてかっこわるいんだろう。』とシンクロする。負け犬の遠吠えじゃなく、武士の一分、武士は喰わねど高楊枝、常にそうありたいものだ。太っていても、痩せ我慢。

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