大門の睡眠クリニック。神谷町の元会社の独身美人OLに、惣菜差し入れ。こんな日に30分も歩く馬鹿。涼しいビルに入ると里心付くので、美人受付S嬢に預け、直ぐに神谷町駅に戻る。神保町に出て、
神保町シアターで、夏休み特別企画 昭和の子どもたち。
62年日活滝沢英輔監督『しろばんば(116)』
その頃といっても、大正4、5年のことだから、今から四十何年も前のことだった。子どもたちは、浮遊する白い物を追い掛けて遊んでいる。それがしろばんばだ。「イチ坊~ご飯よ~」「みつる~かめ~帰ってこんと飯抜きだで~」「みつもごはんだの~」「みっちゃん帰ろう!!」次々に母親に呼ばれ、子どもたちが帰宅する。
一人残った伊上洪作(島村徹)が駆け出す。上の家に行くと大祖母のおしな(細川ちか子)、祖父(清水将夫)祖母(高野由美)、その子供大吾(大場健二)光子(小田島久美子)が夕餉を取っている。洪作が「ゴッチャン!ミッチャン!」と呼ぶと、大祖母のおしなが「洪作!ここ上の家では、ちゃんと、大吾叔父さん、光子叔母さんとお呼びなさい」と注意をする。同じ尋常高等小学校に通っているので、「何だかおかしいやい」と口答えをすると「あの女のせいでひねくれた子になってしまって…」とグチを言い始める。勿論大吾も光子も、そんな呼び方は嫌だ。
洪作は、上の家の裏にある佐藤医院の門をくぐる。その奥にある蔵で、おぬい婆(北林谷栄)と暮らしているのだ。「ただいま!お腹空いたよ」「ボン!上の家に、今日は何回行った?」「二回だよ」「あんまり行くもんでね。あの家の人間は、性根の曲がった人間ばかりだ」「ボク、婆ちゃんは大好きだけど、大婆ちゃんは嫌いだ」「おおおぅ、そうだとも、そうだとも。ああ、ボン、母ちゃんから手紙が来てる。今度の休みには沼津に来いってさ。良かったね。」
洪作は、沼津の連隊の軍医である父(芦田伸介)と母(渡辺美佐子)と離れて、母親の実家の分家で曾祖父の妾であったおぬい(北林谷栄)と2人で暮らしている。直ぐ近くに本家があり、そこの曾祖母(細川ちか子)が本妻であったが、播州の家老の娘で誇り高く、おぬいを嫌っていた。沼津の女学校を卒業して叔母のさき子(芦川いずみ)が戻ってくる。洪作は、美しい叔母が大好きだった。2学期から彼女は、洪作たちの通う湯ヶ島尋常高等小学校の先生に。2学期の終業式、常に1番だった洪作が、 2番に落ち、溺愛するおぬいは、さき子に文句を言う。おぬい、さき子ともに大好きな洪作は困惑する。
2年の夏休みに沼津の両親の家に行くことになるが、内弁慶な洪作は、行きたがらずおぬいを困らす。行った後も、なんとか躾をしようとする母が怖くて、ことあるごとに湯ヶ島に帰ろうと言い出して皆を困らせる。学校では、さき子と同僚教師の中川モトイ(山田吾一)の恋愛が生徒、村人の間で噂になり初めていた。その頃運動会があり、徒競走で洪作は頑張って5位になる。オープンに交際しようとしたさき子だったが、田舎の村では通用しない。更に、正式な披露もないまま妊娠したことが発覚、中川は他の学校に異動になる。見送りには、さき子と教え子以外はさき子の母のみだった。
ある夜、曾祖母が亡くなった。生きている時は悪口を言ったが、死んだ今はいい人だとおぬいは言う。葬儀に来た母とさき子は言い争いに。さき子に無事子供は産まれたが、労咳に。洪作は、本家に見舞いに行くが、さき子は部屋に入れない。洪作は、さき子と歌を歌う。ある夜さき子は、夫の赴任地に向かう。残り少ない人生を夫婦で過ごさせようという親心だった。別れ際、彼女は洪作に、あなたは他の人よは違って大学に行くのだから勉強をしなさいと言った。結局さき子は暫くして亡くなる。信じたくない洪作だが、おぬいがさき子をあんなに優しい人はいなかったと誉めるのを聞いて、自分はおぬいが好きだが、それ以上にさき子が好きだったと告白し、おぬいがそれを認めたことで、何かつかえていたもやもやが無くなった気がする。
さき子の言葉を胸に今迄以上に勉強をする洪作。ある日村の子供たちが天城のトンネルを見に行こうと誘いに来る。子供の足ではかなり遠いが、洪作たちは、ずんずんと進んで行く。途中から裸になって山道を歩き続けるのだった。
新宿ジュンク堂で、津田大介と高橋健太郎のトークショー。うーん、二人ともなかなか分かった上での発言。でも、元業界人としては、違う視点を指摘したかったんや。でも思わず手を挙げて、喋ったことは全くポイント呆け。あ~ぁ。こんなこと書くと、恥の上塗りだが、いいトシして実力不足は隠しようもない(涙)。 トークイベントに出掛けて、発言して恥かきながら鍛え直すか(苦笑)
どうやら喉の炎症も引いて来たようなので、鼻は詰まるが、ビール解禁。新宿石の家で、餃子ビールで個人反省会。
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