2日間の引き籠もりを克服し、自転車屋から自転車を引き取り渋谷に。
渋谷で美大生(先日、美人大学生か美術系大学生か問合わせがあったので、美人美術系大学生とする)と待ち合わせて、
シネマライズで、スティーブン・ソダーバーグ監督『ガールフレンド・エクスペリエンス(117)』最終日。
「どうだった?」「面白かったわ」「そうだね」「結末は意外だったわ」「また観たい?」「ええ」タクシーの中で、デヴィッド(デヴィッド・レヴィーン)と今見てきた映画の感想を語り合うチェルシー(サーシャ・グレイ)。深夜のレストランPUBLICに入り、赤ワインを頼み、語り合う。ホテルに戻り、服を脱ぎながら、友人が度々金を貸してくれと連絡してくるんだとデヴィッド。口づけを交わす。翌朝、「朝食を頼むけど、何がいい?」「あなたと同じでいいわ」ホテルのバルコニーでガウン姿で朝食を共にする二人。デヴィッドの仕事は、リーマンショックの影響を受けながらも、順調なようだ。
ホテルを出て来たチェルシーは、待たせてあったハイヤーに乗りこむ。座席で、デヴィッドから貰ったホテルの封筒を確認する。かなりの金額の紙幣が入っている。
チェルシーの本名はクリスティーナ、マンハッタンで働く高級コールガールだ。組織に属せず、自分でサイトを出して、客を選んでいる。ランチを取りながら、ノートパソコンに、デヴィッドのことを記録している。「映画を見て、食事をし、ホテルで話をしたあと、1時間ほどSEXをし、その後15分ほどで眠ってしまった。普通の客は、翌日、キスをしたり、ハグしたり余韻を楽しみたがるが、デヴィッドは別だ。全く関心を示さない。このチェルシーの呟きは、今継続してインタビューを受けている初老のライター(マーク・ジェイコブスン)とのやり取りかもしれない。
チェルシーは、マンハッタンの高給アパートメエントで、恋人のクリス(クリス・サントス)と暮らしている。クリスは、エグゼクティブ相手のジムでパーソナル・インストラクターをしている。ジムのマネージャーに、自分をマネージャーに昇格させて時給125$を上げてくれないかと頼むが、お前は自分の実力を全く分かっていないと相手にされない。
お茶ノ水に出て、アテネフランセ文化センターで、ジガ・ヴェルトフとロシア・アヴァンギャルド映画。
22年ジガ・ヴェルトフ監督『キノプラウダNo.1ー9(118)』
1920年代、エイゼンシュタインと並び称されるソ連映画界の父、ジガ・ヴェルトフが、モスクワ映画?時代に、キネプラウダ(ソ連共産党機関紙プラウダのニュース映画)として撮っていた作品群。ジガ・ヴェルトフと言っても、70年頃の『ジガ・ヴェルトフ集団って何?ゴダールじゃないの?』位の認識しかない…。無声のニュース映画、フリップにはちゃんと日本語字幕は入っているものの、無音で90分、なかなか唸る演出もあるが、全く無言のホール満員の客。乏しいソ連革命史を記憶の底から掘り出しながら、オールド共産主義者の父親を思う。たまには顔を見せなければ…。
外苑前粥屋喜々に行く。美味しいと料理パクつく美大生を肴にビール飲む。
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