2009年1月16日金曜日

映画「40歳問題」。で、何?

  午前中は、洗濯と掃除をし、明日の新年会用の食材の買い出し。
  午後から渋谷シネマヴェーラで官能の帝国ロマンポルノ再入門2
  83年にっかつ崔洋一監督『性的犯罪(21)』
  車の解体屋、藤森工業の社長を親から継いで3年、藤森雪夫(河原さぶ)は、元ホステスだった中村豊子(三東ルシア)を事務員兼愛人にし、結婚8年を迎える妻の須磨子(風祭ゆき)にはスナックを経営させている。しかし、博打で身を崩し、転がり込んできた長男の勝治、三男の文彦のミスで事故が起き、従業員2人が亡くなったが、無保険だったため補償金問題が起き、経営危機に。八重垣(草薙幸二郎)から金を借りるが、なかなか返済のめどがたたない。豊子から金を借りる。その条件として、一緒に同居させてほしいと言う豊子。須磨子は嫌がるが、妻妾同居の生活が始まった。
   八重垣は、トラックや機材を差し押さえる。使うときは、貸すと言うがいよいよ商売を続けることも困難になり、借金取りに居留守を使い、いよいよ、夜逃げをする。八重垣は、弟の文彦に、雪夫の居場所が分ったら連絡してくれと金を渡す。文彦は、スナックのホステスの清子(美野真琴)と雪夫の家に隠れている。果たして、ある夜、雪夫、須磨子、豊子の三人が忍び込み、風呂に入り、寝ようとしていると、文彦の連絡で、八重垣が現れ、家、工場を売っても500万足りないとしつこく迫る。豊子が新聞紙に包まれた500万を出し、その場は収まった。
  三角関係を続けながら、その後の商売の当てもない雪夫は、自分が入っている3億1千万の保険金の詐取を思いつく。替え玉を車に乗せ、東京湾に突っ込み、須磨子と豊子は、その死体を雪夫だと偽証する。葬儀もなんとか切り抜けたところに、刑事(三谷昇)がやってくる。妻と愛人が図って雪夫を保険金殺人をしたのではないかと疑ったのだ。須磨子と豊子は、別々に取り調べを受ける。重なる追及に、須磨子は、豊子への嫉妬心から雪夫は生きているとばらしてしまう。雪夫は自殺した。
  うーん、実話を元にした割には、妻妾同居の不思議な三角関係となる経緯が弱いので、もったいないなあ。
   75年日活神代辰巳監督『黒薔薇昇天(22)』。もう一度見る。芹明香、やっぱりいいなあ。   
   シアターN渋谷で、独身美人OLと夫婦50歳割引きで、中江裕司監督『四十歳問題(23)』。
浜崎貴司(43)、大沢伸一(41)、桜井秀俊(40)の3人を集め、1曲を作り、関連コンサートをやるまでのドキュメンタリー。何だか、40代になって、80年代のバンドブームを懐かしく思ったプロデューサーが、やはり同年代の中江裕司(ナヴィの恋)を起用して、コラボレーションで曲を作れば何か生まれるかという思いつきだけのような気がする。みんな気がついたら40代になっていましたね。ということでしかないと思う。40歳問題?桜井は横浜方面の一戸建てに、元タレントの美人妻との間に3人の子供がいる。マイホームパパ。エッジの聞いた音楽を作る筈の大沢伸一が、実は岐阜大津の出身で、郷里で友人や実兄と昔話。今だ初代イカ天キング、フライング・キッズの時代を振り返ってしまう浜崎貴司。何だか、テレビの特番みたいだ。何を作りたかったのか。作る間に何か見つかると思ったが、見つからなかったのか(失笑)。
   独身美人OLと、海鮮鍋。鍋はいいなあ。

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