2008年4月29日火曜日

2分後に向かって撃て

 朝から再就職支援会社。担当コンサルとの1対1面接。ようやく26年間の棚卸が終了。これから職務経歴書作りのステップに。PCに向かっていると若くて可愛いお嬢さんから『C社の方ですよね』と声をかけられる。心の中で小躍りしながら、話を聞くと、社内の着うたの編集のスタジオに三年いたらしい。スタジオにずっといて籠の鳥みたいで、社内の人あまり知らないんです。と言われ、覚えやすいビジュアルに感謝しつつも、照れ隠しに、僕なんて会社に丸26年間いたんで、もうすぐ50歳なんだと言うと、50歳って冗談ですよねと、思いっきりドン引きされる。余計なこと言わずに、一緒に就活頑張ろうねと言っておけばよかった(涙)。
 昼から西新宿のハローワークに。 相変わらずすごい人だ。ここは、人間のエネルギーを完璧に吸い取るブラックホールのような場所だ。定年になってから来た紳士が手続きにまごついていたり、せっかく見付けた求人表を前に、既に埋まってしまっていますねと言われて肩を落とすご婦人をみると、職員が、非常に親切な対応をしていても、どこかマニュアル的な感じが、かなり切ない。まだ若いうちにハロワデビューしておいてよかったかもしれない。失業手当の振込みがGW明けで7日分だと聞いて、更に肩を落とし、嫌な汗をかいている(苦笑)
 こんな時には、ハリウッド映画だということで、歌舞伎町まで歩いて、ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーアの「ネクスト」と「ヒットマン」を続けて観る。どっちもネタばれするとなんなので書きずらいが、「ネクスト」は自分に関することだけ2分後の未来を見ることができる男の話。「ヒットマン」、ロシアを舞台に大統領暗殺をきっかけに自分の組織から抹殺されかかった殺し屋の話。どちらも、どっかで観たことのあるストーリーだなあ。特にヒットマン、後頭部にバーコード描いてあるスキンヘッドの主人公とほほに龍の刺青があるヒロインは二人で行動しているのに、なんで捕まらないんだ(笑)。ハローワークのブラックホールから逃れるには、ガラガラの映画館は悪くない。
 それから骨董通りのBで、音楽評論家(なのか?)Yさん含め4人で飲む。Bはいいなあ。惣菜系から、ちゃんとした肉、魚まで。うまい!気がついたら満員。
 その後、元会社の後輩と二人でもう一軒。自分が会社によんでおいて、先に辞めてしまった。ごめんねー。

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