2010年11月30日火曜日

蒼井優の時代劇的森ガール、山ガールファッション。

大門の睡眠クリニック。月末は混んでいるなあ。

新宿ピカデリーで、廣木隆一監督『雷桜(150)』
  
  山菜採りに向かう二人の村の若者、友蔵(高良健吾)茂次(柄本佑)山に住む天狗の噂をしていると・・・。白馬に乗って炭焼き小屋に戻って来る雷(蒼井優)「親父さま!!」田中理右衛門(時任三郎)「どうした?また村人をからかったのか?」「ああ、山を乱されるのは嫌だ」「また、村人に姿を見られたんだな」
   魘され目覚める清水家当主斉道(岡田将生)「榊原!!・・・榊原!!」刀を手に取り、縁側に出ると、小姓榊原秀之助(若葉竜也)は座り込んで眠っている。斉道刀を抜き「榊原!!夜伽のくくせに、居眠りか!!」驚き逃げ出す榊原。庭で榊原を斬ろうとする斉道。小者の助次郎「殿!!畏れながら、人をあやめることは、一大事でございます」と立ちはだかる。斉道の剣をかわし、あくまでも止めようとする助次郎。止めようとする家臣を押しとどめる側用人榎戸角之進(柄本明)。上段に構えた斉道、突然気絶する。「殿!!殿!!」助次郎「これは・・・」
  醫の手当てを受ける斉道「戸を開けてくれ」助次郎を従え榎戸「殿は迫観という病なのだ」「心の病でいらっしゃいますか。ご無礼いたしました」「お主は、瀬田の庄屋の倅だったな。これより、正式に清水家の家臣に取り立てる。殿のお側には、お前のような家来がよいかもしれぬ」
  庭で、愛鷹力王丸に餌をやる斉道の前に、助次郎を連れた榎戸が現れる。「瀬田助次郎を、殿の夜伽にいたしまする」
  幼い日の斉道が毬で遊んでいる。「笑いなさい!笑いなさい!!何で笑わないの!!この小憎らしい子め!!」斉道の母(河井青葉)唾を吐きかけ罵る、その姿は常軌を逸している。魘され目覚める斉道。「殿!!どうなさいました!!?」助次郎が駆け付ける。「何か面白い話しをしろ」「私は田舎の出ですので・・・」「では、その話しをしろ」「瀬田村は、山に囲まれた小さな村でございます。村の外れには草原が広がり見事な狩り場でございます。」「
つまらぬ!!」「村の奥には、瀬田山がございます」「そこでも狩りが出来るのか?」「いえ、瀬田山には天狗がおりまする」「誰がお伽草紙の話しをしろと言った!!」「本当に、天狗はいるのです。いてもらわないと困るのです」
  公孫樹と桜が合わさった古木が桜の花を咲かせている。「そんなに好きか?へんてこな木」理右衛門「公孫樹に雷が落ちた日にお前が産まれた。雷が落ちてもお前は笑っていた。その公孫樹に、いつか桜の木が生えたのだ」
  江戸城、幕府大老高山仙之介(大杉漣)老中早坂門之助(ベンガル)らの前には、清水家側用人榎戸角之進の姿。「お前の忠義公方様もお認めだ。引き続き斉道公に尽くすのだ。ただ、ご三卿清水家の当主は、いくら公方様の御子とはいえ、うつけの気がこれ以上酷くなるようであれば、将軍家のご威光を傷つけ、片付けざるおえまい。その時は榎戸、お主が切れ。これは、公方様のご意向でもある」「ははっ」沈痛な表情で頭を下げる榎戸。
  戻って来た榎戸に斉道が声をかける「老中たちは何を言っていた」「殿のご健康を気遣っておられました」「嘘を申すな。予の病は治るのか。母上と同じように狂ってしまうのか。隠さずともよい。予は恐ろしいのだ。幼い頃から魘され続ける悪夢、これは血か?母上からの血筋のせいなのか?」醫「殿!ご静養なされ。江戸を離れてみてはいかがでしょうか」
   榎戸に呼ばれ駆け付ける助次郎「何か御用でしょうか」「この度、殿のご静養にお前の故郷が選ばれた。瀬田村に行くのじゃ。瀬田村の庄屋は、お主の兄者だったな」
   騎上の斉道を含め行列が街道を行く。愛鷹力王丸が突然逃げ出す。鷹を追って馬を走らす直道。「殿!!」「殿!!」「お待ち下され!!」口々に呼びながら駆け出す家臣たち。しかし、馬に駆け足、しばらくすると追いかけているのは助次郎一人だ。「殿!!瀬田山に入ってはいけません」
  「百姓上がりめ。根性だけはある」一面のレンゲ原に馬から下り、伸びをして横になる斉道。目をつぶって風を感じていると、自分の上を馬が飛び越え、飛び起きる。「無礼者!!」刀を抜き、馬に乗っていた小柄な男と組み合う。男は小斧を手に挑みかかって来る。しかし、刀と斧を落とし、組み合うと体格に優る斉道は男を組伏した。仮面を剥ぐと「女!!」腕にかみつく雷。刀を構えるが気絶する斉道。斧を構え直して近付く雷。「おい!!おい!!」動かない侍に息を確かめ、竹筒の水を飲ませようする。気絶しているので、水を口に含み、口移しに飲ませると、突然抱き締められる。「やめろー」もがく雷に「身体がきもちよい。このままでいてくれ」しばらくじっとしていたが、鷹が空を舞う姿に、白馬に飛び乗り「二度と森に入るな」と去る雷。

   十条の帽子職人T氏の工房で、I会長と三人で、フリーランス見本市、事務局反省会。十条の渋く枯れた商店街。痺れる(笑)。西荻の次に住むのは十条か。

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