2010年11月9日火曜日

上から読んでも下から読んでもこちまちこ。うーん。

    シネマート新宿で、ようやく
  
石井隆監督『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う(140)』
田中桃(井上晴美)に馬乗りになり、殴り首を絞める白髪の男。騒ぎに、桃の異父妹の加藤れん(佐藤寛子)が部屋に入ってくる。男は、れんに襲いかかる。「ぶっ殺してやる」桃は台所に走り、文化庖丁を手にして戻り、れんにのし掛かろうとする男の背中に突き立てる。「このやろう!!」振り返り、桃に向かう男の腹に庖丁を何度も突き立てる。ついに倒れる男。その時、2人の母親の加藤あゆみ(大竹しのぶ)の叫び声「何やってんのよ!!あんたたち!!」
夜、バーあゆみの看板。今日は都合により休業しますと貼り紙。血まみれの浴室、男の死体を細かく切り分ける桃とれん。「何?わー」浴室に入って来たあゆみ。「臭い!!臭い!!」窓を開けようとする母親に「町中が臭くなるよ!!」と止める桃。「れん、勉強になったかい?」と母親。「あんたが変なことを言うから、一年も私はこいつの臭いチンポを加えていなきゃならなかったんだから…。」桃がれんに言う。「すみません…」「ああ早く片付けないと」「だから熟成させりゃよかったんだよ」「前田拓次…もうちょっとで、ドゥオーモ行きだったのにな」
その時、階下で呼ぶ声がする。「あれ、貼り紙しておいたのに!!」「ロリコンギラギラだよ!!」「あいつ合い鍵持っていたんだ」「風呂!!風呂に入っているって足止めしてよ!ママ!!シャワー!!シャワー!!」あゆみにシャワーを掛け、バスタオルを渡す桃。バスタオルを体に巻き「はーい!!お風呂に入っているのよ、ちょっと待って!!」とあゆみが出ると、桃がシャワーを浴びて、れんからタオルを受け取る。「れん!!あんたも早く片付けておいで!!」一人浴室で、残った臓物を寸胴鍋に入れているれん。
酔った山神直人(宍戸錠)が、愛人の若い女サキと来ている。「れんはいないのか?」「パパ直ぐに来るわよ」桃が答えると「俺はお前のパパじゃねえ」と山神。ピンク色のウィッグを被ったれんが現れ、ボールダンスをする。
富士の樹海に向かう車。桃が運転をし、あゆみが助手席に、後部座席に、寸胴鍋を抱えたれんが座っている。樹海で、雪平鍋などで撒き始める三人。桃「あんたが、場所分からなくなるからいけないのよ!」あゆみ「下見して写真撮ってたんじゃないの!?」れん「カメラ忘れちゃって」桃「こんな場所じゃ、直ぐバレるんじゃないの」あゆみ「大丈夫だよ。どうせ直ぐ動物やミミズが食べるから…成仏してよ」れん「鬼は外!!福は内!!」「ガハハ、そりゃいいね。鬼は外!!」
翌朝、桃「100万もするんだよ!!」土下座するれん。「必ず探し出します」「あんた、運転出来ないくせにどうやってあそこまで行くっていうのさ。あいつが死んでやっと私のものになったんだよ。もし、誰かが見つけて、製造番号から足がついたらどうすんのよ」「私が必ず見つけます。」
総武線各駅停車が走る。荒れ果てたアパートの2階。紅次郎[くれないじろう](竹中直人)が部屋に入る。独白「電気止まっている…」しかし蛍光灯が少し間を置いて付く。「大丈夫か…、しかし臭えなあ。これじゃ1トン車じゃ積みきれねえなあ。臭え!!」布団を傘で開くと、突然、女が飛び込んで来て、殴りかかる。「このまま手を挙げてゆっくりこっちを向け!!」「おい!止めろ!!」訳の分からないまま、女に数発殴られる紅次郎。覆面パトカーの中、「こちらスジどうぞ!!?が窃盗をゲロった!?」男の刑事(津田寛治)。後部座席に紅次郎と、女刑事安斉ちひろ(東風万智子)。男の刑事「ちょっと顔殴り過ぎだろ」紅「痛い…」
所轄に戻った刑事2人、「ちひろちゃん、またかよ。旦那が殉死してから気が立っているんじゃねえか」
紅の事務所、荒れ果てた倉庫の2階。ちひろ「すみませんでした。告訴とかしないで欲しいんです。」「わかりました。何もしません」「そうして貰わないと私まずいんです」追い返す紅。ちひろが残して行った封筒を手にとると、まとまった一万円札が入っている。「賄賂じゃねえか?」事務所のドアが再び叩かれる。「しつこいなあ!わかっているって言ってるじゃねえか!!」しかし、ドアを開けて入って来たのは、先ほどの女刑事ではなく、ワンピース姿の若い娘(佐藤寛子)だ。
娘が帰った後、「ロマンチックじゃないの…。ヘリコプターで散骨?お父さんのローレックスを見つけて欲しい…。山田幸子?偽名だろうな」

代々木の学校まで歩いて、学生をピックアップ。男子学生3人を引率して、シネマート六本木。打合せはテキパキと終わり、教え子と珉珉に。餃子とモヤシ炒めを食べさせておけばと思ったが、自分だけビール飲んでいると、結局酔っ払いオヤジで。お金を払う段になって、有り金全部払うことになるのであった(苦笑)。

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