2010年6月28日月曜日

自殺の名所って、名所なのか?

    午前中赤坂のメンタルクリニックに行き、そのまま昼食を取らずに丸の内で、糖尿病の経過観察。血圧他数値は安定しているが、体重は一切減らない。まあこの生活で減ったら、どこか悪いことになるか(苦笑)
 2時を回って昼食。3ヶ月に一回だけ、この日はとんかつだっ!!キャベツのお代わりを2度(苦笑)。味噌汁1度、御飯軽く1膳。食い過ぎだ(失笑)。

 久しぶりに神保町シアターで、映画少年の夢 川本三郎編
     
    51年松竹大船大庭秀雄監督『命美わし(109)』
    会津若松を観光バスが行く。~(バスガイドのアナウンス)~右手に見えますのは、船山城址(鶴ヶ城のことらしい)の石垣にございます。藩主船山みつくに公は、御前と非業の最期を遂げました。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷きて時の移るまで涙を落としはべりぬ・・・・・・・。また、内濠には、著名な詩人の横川?が、?と投身自殺をし、真実の愛を貫いたことで、華厳の滝、三原山と並び、自殺の名所となっております~。
   
    内濠近くに、洋式の古い屋敷がある。尺八を吹く伊村早吉(笠智衆)と琴を弾くみね(杉村春子)夫妻。次男の修二(佐田啓二)に長女の民子(小園蓉子)が「今日、うちの近くで房江さんを見かけたわ。お兄さんのことをやっぱり思っているのよ」屈託がありそうに、夜空を見る修二。今日は15夜だ。芒と月見団子が備えられている。突然、尺八を吹くのを止めた早吉が立ち上がる。「モンペを出してくれ」みね「また予言ですか」「濠端に誰か立っている」伊村家を訪れていた、早吉の友人で医師の高山(坂本武)が酒を飲みながら「何だ?」と腰を上げる。長棹とロープを持って濠に向かう早吉の後を付いてくる。「君は投身自殺を予言できるのか」「いや、50回のうち、何回か当たるだけだ。ただ、家の近くで人が死ぬことがいやなんだ」
   月灯りの中、濠端に人影があるようだ。「いた」石を濠に投げ「君は、危なそうなら石を投げてくれたまえ。気勢を削がれるようなんだ」濠端に立つ娘に声を掛ける早吉。大島房江(桂木洋子)だった。死なせて下さいと泣く房江を家に連れていく早吉。話をしていた房江が身を投げようとしていたことにショックを受ける修二と民子。事情を尋ねたそうな二人を部屋に帰し、みねに預ける早吉。
    すると、長男の寛一(三國連太郎)がずぶ濡れで、女性を連れて帰って来る。「何で助けたの」と泣く女(淡島千景)。今日は、2件も投身自殺未遂だ。


   笠智衆と杉村春子の老夫婦、素晴らしい。


   夜は、先代独身美人OLと、新橋で「暮らしの手帖」の元副編、二井さん企画の“ふたいサロン”。今月は、立川キウイの真打ち昇進パーティ。パーティといいながら、散々飲んで食った酔っ払い客を相手に、ちゃんと「看板のピン」を噺し、最後にはマイクを握って、周りの人たちに気を使いながら司会までも。流石に前座16年半の苦労人。真面目な人なんだなあ。どうも、立川流は、破天荒な師匠に憧れて入門したせいか、どうも真面目な人が多い気がする。キウイさん、真面目さが噺を固くしている気もするが、応援するぜ。著書"万年前座"を買おうか迷っていたら、女優の南久松真奈さんが、ユーロスペースで上映の「+1(プラスワン) vol.3」の前売り券を販売していたので、そちらを買ってしまう。今度は必ず買うぜ!!

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