2010年1月19日火曜日

今年初のダメ邦画。

   シネマート新宿で、村松亮太郎監督『ランブリングハート(30)』
   千早翠(臼田あさ美)は、勤めているワイン会社の上司有馬克也(大口兼悟)と交際半年で、婚約し、ラブホテルには何度も行くが、キスまでで、カラダは許さない。ある日、ラブホテルのベッドの上で、婚約指輪をプレゼントされ、プロポーズを受けたが、やはり、ラブホでの初エッチは嫌なのだ(何で、キスするためだけに、ラブホテルに二人で入るのだろう。今は、そういうもんなのか・・・)
   翌日、職場の先輩戸田里香(桑原裕子)とデパートの屋上で、ボルドーワイン(どう見ても安いボジョレーヌーボー)の試飲販売をしているが、全く売れない。翠は、ほどほどのバランスで物事を決めすぎる自分に自己嫌悪も感じている。それは、双子の妹の葵(臼田あさ美二役)が子供の頃から、積極的に男の子にアタックし、高校時代には、何度も衝動的に駆落ちをすると大騒ぎをしては、寂れた漁村の鮪の一本釣り漁師の父繁(大和田信也)と母の紀子(白石まるみ)を悩ませ、よく似た翠がとばっちりを受けたことがトラウマになっているのかもしれない。本当はプロポーズをされて喜ばなくてはいけないのに、何か喜べない自分に、公園で思わず涙をこぼしていると、ピエロのメイクをした若者がジャグリングやマジックを見せてくれる。
  翠のマンションの向かいには、お城のようなラブホテル“ファミー”がある。父親から葵が家出をしたので、もしそっちに行ったら帰るようにいってくれと電話が入る。ふと目をやると、克也が女と部屋にいるのが見える。ありえない事態に思わず、ベランダから携帯を落とすと、下で当たったのは葵だ。葵は、運命の人に出会ったので、やってきたという。葵の言う運命の人は、人気絶頂の芸能人、伊月航(ダイヤモンド☆ユカイ)だ。伊月がテレビの旅番組で、鮪の一本釣り船の体験で千早家に来た時に、恋に落ちたのだと言う。芸能人との数日間の体験で、運命の人だと言う妹に呆れ、一晩寝て実家に帰れと言う翠。
  しかし、翌日、翠が起きると、葵は早起きして、築地まで朝ご飯の材料を買いに行った上、バイト先まで見つけてきたという。それは、目の前のラブホテル、ファミーだった。通勤の途中、思わずファミーのゴミのポリバケツを蹴って倒す翠。掃除をしていた南真智(桐山漣)が、怒って注意をすると、葵が後ろから現れる。ファミーは、支配人の滋賀邦宏(斎藤洋介)に、眼鏡を掛けたおばさん夏目曜子(鈴木砂羽)、話し声が小さすぎて全く聞こえない会計係一堂静夫(小林大介)、清掃係の南真智。更に女王様のマリ(山野海)と豚男(芹口康孝)、ゲイボーイのリリー(阿部亮平)たちがいる。
色即ぜねれーしょんの臼田あさ美の主演というだけで見に行ったようなものだが…、こりゃ酷い(笑)。ちょっと洒落たラブストーリーってヤツに作りたかったんだろうが。エンディングのFinが、一番オシャレ(笑)。早く終わらないかなあと我慢比べのようだった。早くも2010年金返せ映画確定。ストーリーは、出来の悪い昭和の少女漫画のようだ。時々、CGで小粋な演出(苦笑)。音大じゃなくて、ラブホを舞台にしたのだめ。
突っ込み所満載。父親はマグロの一本釣りの職人的漁師だが、昼過ぎに(?)家を出る時の格好はどうみても日曜日に釣りに出掛ける素人だ。白石まるみ(オリオン座のむこうは名曲だった)と、鈴木砂羽は、クレジットを見て出ていたことを知ったがどの役だったのか、あんまり気になって、プログラム買ってしまった(苦笑)。性格の対照的な双子の姉妹、ラブホテル、運命の人、ジャグリングとマジックをするクラウン(芸をするピエロ)…。もう少し考えようなかったんだろうか。三題話しで作った設定みたいだな(笑)。ラブホテルを舞台に、臼田あさ美を主演で、相手役の男優は3人、予算は○○円みたいな発注(?!)。
   唯一、「成り下がり」を出してから、ピラニア軍団のような役を選ばない映画出演振り(勿論、撮影所の大部屋俳優制度なんてないからしょうがないが)のダイヤモンド☆ユカイには拍手だ。欲を言えば、もう少しバジェットの大きな映画のバイプレイヤーとして渋い出方して欲しい。成田三樹夫みたいな痛快な悪役いないからな。時代劇いいと思うんだけどな。
   ジュンク堂で、本漁り、赤坂で、前の会社で一緒に働いてJ氏に、学生企画イベントの相談。
    浅川マキさん亡くなったんだな。紀伊国屋ホールでのライブを見に行ったのは、20年以上前のことだろうな。その時には、既に耳を悪くして、いつライブを出来なくなるかもしれないと聞いて見にいった。その前は、文芸坐ル・ピリエで、それよりも前に高校生の頃にイベントかなんかで見た記憶がある。この機会に、詳細なバイオグラフィ発表されないだろうか・・・。

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