2009年11月12日木曜日

COCO et COCO

   シネマート六本木で、

   アンヌ・フォンテーヌ監督『ココ・アヴァン・シャネル(647)』
   1893年フランスの南西部オーベルニュ地方の孤児院に、まだ幼いアドリエンヌとガブラエルの姉妹は、母を亡くし父親に連れられやってきた。日曜日の面会日、ガブリエルは楽しみにしていたが、父親は一度もやって来なかった。
   15年後、フランス中部の街ムーランのカフェで、「ココの歌」を歌って踊る、アドリエンヌ(マリー・ジアン)とガブリエル(オドレイ・トトゥ)の成長した姿がある。ムーランに駐屯中の軍人?は、アドリエンヌの恋人だった。ある日、?は同僚のエティエンヌ・バルザン(ブノア・ポールブールド)を連れてくる。バルザンは、ガブリエルよりもココと言う愛称の方がいいと言う。その後、ココは、ガブリエルの終生の呼び名となった。アドリアンヌとココは、昼間はお針子で生計を立てている。


    クリスチャン・デュケイ監督『ココ・シャネル(648)』
   1954年、70歳になったココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)は、パリのオートクチュールの店で、15年ぶりにコレクションを開く。シャネルの復活に、ジャン・コクトー、サルバドール・ダリ、ルキノ・ヴィスコンティなどパリの文化人や、ファッション関係者が集まる。しかし、そのコレクションを観た観客たちは失望し途中で退席し、残ったものもお義理の拍手がまばらに起きて、そそくさと去って行った。翌日のマスコミは「過去から脱却できない」「老婆に向けたモード」などと酷評した。


   こっちは晩年のココ・シャネルをシャーリー・マクレーンが演じるというのが売りだが、完全にテレ・フューチャーで、シャネルの人生を描くハーレクイン・ロマンスのようなものだな。非常に説明的で、誰にでも分かり易いのだが、フランスと言うより、ベタなアメリカが舞台の映画のようだ。まあ二本見れば、ココ・シャネルと言う人の人生と周囲の人が分かると言うことだ。これでちょっとした蘊蓄が語れるようになったのだ(苦笑)。

   飯田橋の出版社に企画持ち込み。またまた、持ち込みと言いながら、酒をたかってしまう(苦笑)。飯田橋駅近くの、何でも東京で一番古い沖縄料理屋で、何故か焼きとん。こりゃ、んまい!! ビールから泡盛を飲むうちに完成型に。眠いなあ。

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