2012年2月13日月曜日
音楽ドキュメンタリー映画2012のNO.1。
リリアン・フランク&ロベルト・シビス監督『ピアノマニア(5)』
調律をしている男。ハンマーの動きを確かめながら、激しく、時に繊細に鍵盤を引く。「~完璧な響きを求めて~」
ウィーンのコンチェルトハウス。ドイツ人で、スタインウェイ社の技術主任のシュテファン・クニップファーがホールに入って来る。ホールでは、ラン・ランがピアノに向かっている。「いいけど、室内楽向けじゃないの?」「小ホール向けにセッティングしている。」「重くて、硬い感じがするよ。」「大ホールで使うだよ。」
ピアノ245番
ピエール=ロマン・エマールのバッハのレコーディングが1年後に予定されている。エマール「クラヴィコードや、チェンバロ・・・。オルガンの音、室内楽。4つの音色が欲しいんだ」
ハンブルグのスタインウェイに車で向かうシュテファン。工場では、職人の手により、コンサートグランドが作られている。ライル・フィリナーに協力してもらい、エマールに納得してもらえる、D型のコンサート
・グランドを選んでいくシュテファン。オーストラリアに売り先が決まっているピアノ109番を選び出す。
グラーフェディック音楽祭。
シュテファンは、アルフレッド・ブレンデルの為に、ピアノを会場に運び込み、彼の納得するまで、ピアノを調律する。音楽祭には、ジュリアス・ドレイクも、テノール歌手イアン・ホストリッチの伴奏をする。「最後にマジックを掛けてくれよ」とドレイク。
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