2010年5月3日月曜日

クロッシングを見た。

    渋谷ユーロスペースで、キム・テギュン監督『クロッシング(89)』
    北朝鮮咸鏡南道の炭坑、かって北朝鮮ナショナルサッカーチームのエースストライカーだったキム・ヨンス(チャ・インピョ)は、今日の終業のブザーが鳴り、自転車で帰宅する。サッカーをする子供たち。帰宅し、白い雑種の飼犬に「ペック!」と声を掛ける。妻のキム・ヨンハ(ソ・ヨンファ)が出迎える。そこに今までサッカーをしていた息子のキム・ジュニ(シン・ミョンチョル)が帰宅する。ヨンスとジュニはヨンハが夕食の支度が出来るまで、ペックを連れ、近くの空き地でサッカーをする。激しい天気雨が降り始める。帰宅を急ぐ近所の人々。ヨンスとジュニは雨に濡れるのも構わず、サッカーを続ける。
    雨が止み、ペックが犬小屋の前で身震いをしている。サッカーでキムジョンイルに貰ったテレビを大事そうに磨くヨンス。「そんなに磨いたら将軍様が擦り減ってしまうわよ(笑)」とヨンハ。咳をするヨンハ、本人は風邪だというがヨンスは気がかりだ。しかし、幸せな家族の団欒だ。ヨンハ「ミソンのお父さんが帰って来たんだって」ヨンス「じゃあ、一緒に行くか?」頷くジュニ。ヨンハ「どうして、サンチョルは中国に行っても捕まらないの?」ヨンス「儲けの半分を賄賂として党に納めているからさ」
   サンチョル(チョン・インギ)の家に行き、自転車を返す。サンチョルの一家は、父子を歓迎した。サンチョルの妻「ミソン!!ジュニにお菓子をあげなさい」ミソン(チュ・ダヨン)は、ジュニと同い年だ。自分の部屋に連れて行き、電気鉛筆削りを見せるミソン。「中国のおばさんがくれたの。この穴に鉛筆を入れると削れるのよ」珍しそうに鉛筆を削ってみるジュニ。お菓子を渡し「お父さん以外で、私の部屋に入った男の人は、ジュニが始めてよ」とミソン。一方、サンチョルは、ジャックダニエルを取り出し「洋酒だ」「洋酒?」「沢山飲んでも、二日酔いにならないんだ。まあ、一杯やろう」

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